近鉄・五位堂駅の南側ロータリーにタクシー乗り場検討 奈良・香芝市が整備基本構想
奈良県香芝市は、近鉄大阪線・五位堂駅の南側駅前広場(ロータリー)の整備基本構想をまとめ、18日、発表した。昭和54年に都市計画決定されたが、未着手のままで、駅南側は路上駐車する車などで慢性的な交通混雑が起きている。構想ではバス停は設けないとしているが、タクシー乗り場の検討や自家用車などが短時間駐車できる区画設置を盛り込んでいる。 同駅は北側にロータリーが整備された広場があり、バス停やタクシー乗り場も設置されているが、南側は整備が遅れていた。 構想では南側広場について都市計画決定された約3700平方メートルで整備する案を示す一方で、さらに拡大する可能性も示唆している。市は具体的な設計や工事のスケジュールを令和8年度中に策定する整備基本計画で示すとしている。 三橋和史市長は「人々に選ばれる街づくりを力強く推進していくためにも、早期に五位堂駅南側広場の整備を目指していく」とコメントした。 市によると、五位堂駅の1日あたりの乗降客数は近鉄大阪線の県内駅で大和八木駅に次いで多く、3年で約2万2900人。