3000万投資!?藤井聡太竜王が臨む“対局室”に込められた情熱「将棋の文化がもう一度動いていく場に」 ファン驚がく「素晴らしい」「ぱねえ」
将棋の藤井聡太竜王(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)に佐々木勇気八段(30)が挑戦する第37期竜王戦七番勝負第2局が10月19日、福井県あわら市の「あわら温泉 美松」で現在対局中だ。ABEMAの中継には、開催宿の取締役・前田健吾営業統括部長が出演。対局室として使用されている「竜悠」の間には、竜王戦のために3000万円を投資し設えられたエピソードに、視聴者からは驚きの声が上がっていた。 【映像】3000万円を投資した対局室全容 第2局の開催地となったあわら市は、「北陸新幹線芦原温泉駅開業」と「市制施行20周年」を記念して竜王戦を誘致。念願叶って初開催に至った。 開催宿となった美松の前田部長は「コロナ禍だった2020年頃、休業となった旅館もこの温泉街もどうにかしないといけないと思っていたところ、たまたま将棋中継が目に入った。羽生名人(当時)が石川県の旅館でタイトル戦を行っていた様子を見て『これだったら美松でもできるのでは』と思い、将棋連盟に連絡を入れた」と誘致へのきっかけを語った。 福井県でのタイトル戦は過去2度開催実績があるが、竜王戦では初。「決まった時はビックリしましたが、これをきっかけに一度止まってしまった(福井県での)将棋の文化がもう一度動いていく場所があわらになればと期待している」と熱い思いを込めた。 また、対局室は竜王戦第2局のために改装。入口には、地元の陶芸作家に特注した駒形の越前焼に「竜悠(りょうゆう)」の文字が刻まれている。「竜悠」は公募された室名で、70を超える候補の中から福井県を代表する河川“九頭竜川”、“恐竜”などの意味を込めたものが選ばれた。 対局室は約30畳。印象的なデザインが目を引く壁紙には、全面に越前和紙が使用され、美松の“松の幹”をベースとして“昇竜”をデザイン。しかし、「竜にも見えますが、あえて頭と尾を描かずに想像を掻き立てられるようになっている」とこだわりを強調した。 「このためだけに対局室を作らせていただいた」と胸を張る一室は、「社長は開催が決定した時に『北陸で最も対局にふさわしい会場にする』と腹をくくり、約3000万円を投資した」という秘話も。対局を支える開催宿の熱意と、一室に投じた金額にファンからは「うひゃー」「かっこいーなー」「素晴らしい」「ぱねえ」「ありがたいねー」「熱いわ、熱すぎ」「想像より一桁多かった」「気合に満ち満ちている」「すごいですねぇw」「腹を括った!」「気合いが凄い」「さ、さんぜんまん」と驚きの声が多数上がっていた。 (ABEMA/将棋チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部