渋谷“路上飲み NG”条例でどうなる? パトロールで「ちゃんと捨てて」→「違反です」海外では拘束も【#みんなのギモン】
■パトロール隊が注意した人数は?
山崎アナウンサー 「実際、どれだけ路上飲酒する人がいるのでしょうか。4月の週末(金・土・祝前日)にパトロール隊の方が注意した人数を1日の平均でみると、158人以上でした。去年9月からの調査で最多となり、このうち7割以上が外国人でした」 鈴江アナウンサー 「まちなかで外国人観光客の方が路上飲みを楽しんでいる姿も見かけます。そういったことも含めて、日本に楽しみにいらっしゃる方もいるかもしれませんね」
■外国人観光客「自分の国ではできない」
山崎アナウンサー 「外国人の方も日本の文化や場所、お酒も楽しみにいらっしゃっているかもしれません。外国人観光客が日本で路上飲酒をする背景について考えます。去年9月、路上で飲酒をしていた外国人観光客がこんなことを話していました」 アメリカからの観光客 「カリフォルニアでは路上飲みはできない」 山崎アナウンサー 「背景に、海外と日本のルールの違いがあります。観光客の中には、SNSなどで路上飲酒している日本人の姿を見たから自分もやっていると話す人もいました。海外で路上飲酒というイメージはありますか?」 桐谷キャスター 「路上で飲んでいるというよりは、お店で楽しく盛り上がっている印象がありますね」
■日本に比べ、海外では厳しいルールが
山崎アナウンサー 「実際に海外ではどうなのでしょうか。外務省ホームページなどによると、アメリカでは多くの州で、公共の場での飲酒が禁止とされています。国全体で禁止されているロシアでは違反すると罰金、場合によっては拘束もされます。かなり厳しいです」 「シンガポールでは午後10時半から午前7時まで禁止で、初犯の罰金は日本円で約11万円。主な目的は犯罪を防ぐことです。自分が寝てしまっていて物をとられたり、酔っぱらってしまっていて人や物に害を加えたりしないように、ということが目的です」 「国の法律で禁止するところもあるなど、日本に比べてルールはかなり厳しいと言えます」 河出アナウンサー 「確かにそう考えると、日本はルールがやさしいかなと感じます。それだけ安全だという裏返しでもあるのかなとは思いました。他の国に行くと、路上飲酒だけでなくポイ捨てなど、かなり罰金や罰則が厳しいイメージがあります。ちょっと緊張感もあります」 鈴江アナウンサー 「お国によってはいろんなルールがありますよね」