渋谷“路上飲み NG”条例でどうなる? パトロールで「ちゃんと捨てて」→「違反です」海外では拘束も【#みんなのギモン】
■ゴミ問題や騒音、通行の妨げにも
山崎アナウンサー 「ルールを決めないと困ったことが起きているという現状があるんです。5日、渋谷センター商店街振興組合の鈴木達治理事長は『両脇に座り込んで、お酒飲んだりタバコ吸ったりして…』と教えてくれました」 「路地に入ってお酒を飲むなどということがありますが、ゴミの問題や騒音、通行の妨げになることから、路上飲酒を禁止することが求められているんです。5日、条例の改正をどう思うか、渋谷で聞きました」 アルバイト(20代) 「賛成です。治安がよくなるならいいんじゃないかなと思います」 大学生(10代) 「倒れてる人がいたり寝てる人がいたりとか、すごい騒いでたりとか」 一緒にいた大学生(10代) 「飲むならちゃんとお店の中で飲んでほしいなって思います」 森圭介アナウンサー 「飲んで騒いでる人はとても楽しいんでしょうけど、飲んでない人から見れば本当に迷惑ですし、治安の問題もあります。そもそも今、飲む人自体が減ってきていますから、ちょっと考えなきゃいけない時期なのかなとは、個人的に思います」
■パトロールの現状は「お願いベース」
山崎アナウンサー 「お酒を飲むことは悪くないですが、それぞれが楽しめるようなまちづくりが必要です。渋谷区はこれまでも、さまざまな取り組みを行っています。その1つが、路上飲酒をしている人たちに声をかけるパトロールです。毎晩午後8時から翌朝5時まで行われています」 「ただ、こうしたパトロールも現状ではお願いベースです。条例で定められていない時期は『飲んだ缶はちゃんと捨ててください』といったお願い、声かけしかできません」 「これが条例で通年となれば、毎日のパトロールでも直接『禁止ですよ』『路上飲酒禁止条例違反です』と、これまでよりも強く路上飲酒をしないよう求めることができます」 河出奈都美アナウンサー 「条例に違反した場合、罰則などはあるんですか?」 山崎アナウンサー 「罰則は現時点でも条例にありませんし、今回の改正案にも盛り込まれていません」