【バスケ】富樫勇樹を超える3ポイントシューター・千葉ジェッツ金近簾 甘いマスクに秘めた可能性を本田真凜が取材
Bリーグの年間チャンピオンを決める最後の戦い。『Bリーグ・チャンピオンシップ』進出を決めた千葉ジェッツ。 【画像】イケメン金近簾選手と、取材する本田真凜さん その人気チームの中に弱冠21歳、未来の日本代表エース候補がいる。金近廉(かねちかれん)、得意の3ポイントショートを武器に19歳で日本代表に選ばれた経験を持つトッププレーヤーだ。 だがこの金近は2023年、男子日本代表が躍進したワールドカップを前に代表落ち。大きな挫折を経験した。その歩みと将来の可能性を、本田真凜さんが取材した。
富樫「あのサイズで動ける」稀有な存在
この日、本田真凜さんが訪れたのは天皇杯を2連覇した千葉ジェッツの練習拠点。 本田: こんにちは。本田真凜です。 金近: よろしくお願いします。 身長196センチ21歳の金近廉(かねちかれん)選手。19歳の時にはわずか15人しか入れない狭き門をくぐり抜け、日本代表にも選出されました。 初出場となったワールドカップアジア2次予選では、1試合で6本のスリーポイントシュートを成功。衝撃デビューを飾ると、バスケットボール界のメディアだけではなく、女性雑誌でモデルデビューを果たすなど、実力と人気を兼ね備えています。 そんな金近選手について日本代表のキャプテン・富樫勇樹選手に伺いました。 富樫: あのサイズで、日本で彼みたいに動けてシュートもできて。まだ21歳ですし、一番の武器の3 ポイントを、これからもたくさん決めてほしいと思います。 世界の強豪と戦う日本代表にとって、3ポイントシュートの成功は勝利への生命線。身長196センチの金近選手の成功率は34.8%。先輩・富樫選手の31.2%をおさえ高い確率を残してきました。(2023-24シーズン) 本田: ご自身の武器というのは、やっぱり3ポイントが一番大きいですか? 金近: チームの中でも確率的には一番いい方なので、3ポイントを得意としています。 では金近選手は、いかにして高い3ポイントの成功率をたたきだしているのか、本田さんが実際に体験し、極意を探ってみました。 すると本田さんのボールは、いくらシュートを放っても、リングに当たるどころかバックボードにすら届きません。 本田: コツとかってありますか? 金近: シュートっていうよりもパスと同じ感じでもいいと思います。(真凜さんのシュートは)リングの下に行っちゃってるので、上から入れた方が、確率が高くなります。 高く美しい放物線を描きながら、ゴールに吸い込まれる3ポイントシュート。金近選手は、これを極めるために意外な練習もしていました。 金近: ゴールの裏からシュートを打ったら、ボードを超えて決めないといけないので、遊びですけど自然とループが高くなるシュートが打てるので、やったりしていました。 実際、取材の合間にも金近選手はゴールの裏からシュートを打つなど、遊び心を通じて得意の3ポイントを磨いていました。