【西武】源田、涙 必死のヘッスラも及ばず…球団初の2か月連続8連敗 45年ぶり借金22「今日は僕のせい」
◆日本生命セ・パ交流戦 西武1―2広島(11日・ベルーナドーム) 今井も、源田も泣いていた。花咲徳栄吹奏楽部と応援団がコラボした一戦で、まるで高校野球のような光景だった。1点を追う西武の9回2死二塁の同点機。源田のヘッドスライディングも及ばず、一ゴロでゲームセットとなった。立ち上がれない主将に今井が駆け寄り、肩を抱いた。1点及ばず球団史上初の2か月連続8連敗。79年以来、45年ぶりの借金22に膨らんだ。 4打席中、走者を塁に置いた3打席で凡退した源田は試合後、「今日は僕のせいです。またあした(12日)、頑張ります。すみません」と責任を背負い込んだ。7回2失点で3敗目を喫した今井は「今日はライオンズが主導権を取る気持ちで試合に挑みましたが、相手の先取点で流れがいってしまいました」と反省した。 2安打を放ち交流戦通算単独トップとなる335安打目をマークした栗山のメモリアルデーも、勝利では彩れず。西武一筋23年目のベテランは「あした、どういう姿を見せるかが一番大事になってくる」と自分に言い聞かせるように語った。(阿見 俊輔)
報知新聞社