宋美玄先生に更年期を聞く「子どもは欲しいけど、痛くてうまくいきません」
オトナサローネ記事の取材をオンライン公開で行う「公開取材」のシリーズ4回目は、宋美玄先生にお話を伺う「更年期に私たちの体に起きる変化とその対策」です。 【画像13点】300種類とも言われる更年期症状、代表的なものは 更年期という時期の過ごし方、体に現れる変化、そしてちょっと気になる下半身まわりのことなど、読者からの生の声を宋美玄先生にズバリ質問。さらには、公開取材に参加してくれた皆様からの質問にリアルタイムで答える形で取材を進めました。 今回は「お寄せいただいたすべての質問にご回答いただく」ハードな公開取材でしたが、なんと60分で24もの質問に答えていただきました! 1時間の取材を12本の記事に起こし、丸ごとお届けする本連載。この記事は11本目です!
子供が欲しい。でも挿入が痛くてたまりません
39歳です。結婚したのですが、挿入が痛くて入らないことが多いです。身体が固く、脚が開かないことが関係あるのかなと思っています。子どもは欲しいと思っているのですが、そんな自分に悩んでいます。 宋先生:実は、このような患者さんはすごく多いのですが、身体が固いのは関係ありません。シムスの体位というのを調べていただければ、身体が固くても性交渉は可能です。 挿入は、最初は誰でも痛いものですが、膣痙攣など痛みが強い人や、処女膜強靭症などで入口が針金のように硬い人もいます。その場合、膣ダイレーターというものがありますので、それを使って少しずつ広げるのがおすすめです。 子どもに関しては、年齢が39歳であれば並行して不妊治療のクリニックに相談したほうが良いと思います。
カンジダは相手にうつる?
質問者:48歳です。私はカンジダになりやすいのですが、先日パートナーが「陰部がヒリヒリする」と言って病院に行き、抗生剤を処方されていました。性交渉をしたら、またパートナーにそういう症状が出てしまうのではと思うと、怖くてできません。 宋先生:カンジダじゃないと思いますよ。カンジダっていうのは常在菌で誰でも持っているものだし、それでヒリヒリするような症状は出ないですよ。それに、抗生物質を出されたのならカンジダじゃないってことです。これは、摩擦で剥けちゃったんじゃないですかね? カンジダは治療も予防もできるのでご相談くださいね。 11回目では「性交渉時の痛み」「カンジダ」について教えていただきました。次回は「アラフィフの避妊」について教えていただきます。
オトナサローネ編集部 星雅代