センバツ順延の健大高崎 室内練習で「調整チャンス増えた」
第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)は23日、天候不良が見込まれたため大会第6日の3試合が24日に順延となった。第1試合で報徳学園(兵庫)と対戦予定だった健大高崎(群馬)の選手は、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)の室内練習場で約1時間半にわたり打撃練習などを行い、汗を流した。 【城東vs東海大菅生の熱戦を写真で】 選手らは宿舎から出発するときに中止の知らせを受けたという。室内練習場では打撃、ゴロ捕球のほか、投手は投球練習も行った。森田光希主将(3年)は「調整できるチャンスが1日増えた」と前向きな様子だった。 2017年の第89回センバツ大会でも雨天順延を経験している青柳博文監督は「選手の気持ち、集中力が切れないようにすることが大事」と話した。エース小玉湧斗投手(同)の仕上がりについては「疲れもなく、精神的にも安定している」と明かした。 前日には第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表「侍ジャパン」が優勝。準決勝・メキシコ戦の九回に代走としてサヨナラ生還した太田市出身の周東佑京外野手(ソフトバンク)の走塁について、森田主将は「めちゃくちゃ速かった」と驚きの様子。その上で「日本代表は小技でいろいろな展開ができるチームだが、自分たちも足を使った機動破壊が強み。積極的に攻めてファンを魅了したい」と意気込んだ。【西本龍太朗、森野俊】