「サウナブーム」なぜ終わらない? 過去5年で人気上昇⇒高止まり…現代人を魅了するワケ【サ活】
「そろそろブーム終焉?」と思いきや
“サウナブーム”と言われてはや数年。サウナを題材にした漫画やドラマ、また専門のテレビ番組が組まれるなど、その露出は以前と比べものにならないほど増えました。とはいえ「さすがにそろそろ下火だろう」と、人気の度合いに高をくくっている人もいるのではないでしょうか? 【画像】サウナに入るとどうなるの!!?《よく分かる4コマ》で解説 ワードごとの人気度の推移を調べられる「Googleトレンド」で「サウナ」と検索すると、上昇傾向が見られ始めるのはコロナ禍直前の2019年夏頃。新型コロナの感染拡大により2020年春に一度落ち込みますが、同年秋以降は一貫して右肩上がりを続け、2024年春現在も高止まりを見せています。 もはやサウナはいっときのブームの域を超えて、幅広く支持される趣味、もしくは日常になじむライフスタイルの一つとしての地位を確立したと言えるのではないでしょうか。 それでは、なぜそれほどまで多くのファンを獲得することに成功したのか。あらためて、サウナに通う習慣「サ活」の魅力について探ります。
よく聞く「整う」…何のこっちゃ
サウナ界隈(かいわい)で最頻出のワードと言えば、やはり「整(ととの)う」。心身に良さそうな雰囲気は漂うものの、サウナを体験したことのない人には何のこっちゃよく分かりません。 「整う」とは、サウナ・水風呂・外気浴(休憩)というサイクルで、外気浴の際に体感するディープリラックス状態のこと。体を緊張した状態にする交感神経と、落ち着かせる副交感神経のバランスが関係していると言われています。 人によって「マラソンのランナーズハイみたいな状態」「頭が真っ白になる」「脳がさえわたる」など感じ方はさまざま。この感覚にハマり、“サウナー”になる人が多くいます。 ちなみに、サウナの種類は、大きく分けて「ドライサウナ」と「ウェットサウナ」の二つがあります。ミストサウナやスチームサウナなどのウェットサウナは、ドライサウナに比べて、温度は低く、湿度が高いので、サウナ初心者におすすめです。 「サウナに入ったときの息苦しさが苦手」「汗をかくまで長く入っていられなかった」とサ活を断念してしまった人は、ドライサウナに入っていた可能性もあります。ウェットサウナであれば、ドライよりもハマれたかもしれません。 ただ、一般的な銭湯や温泉施設ではドライサウナが多いので、事前に近くのサウナがどのような種類なのか調べておくと安心です。