日産自動車大学校、〝スポーツワゴン仕様のZ”など「東京オートサロン2025」に展示
日産自動車は12月24日、日産京都自動車大学校の「NEO SKYLINE」や「Z Lealia」、日産愛知自動車大学校の「ブルーバード・極」といった、日産グループの学校法人日産学園 日産・自動車大学校の学生が製作したカスタマイズカーを、「東京オートサロン2025」(幕張メッセ:2025年1月10日~12日)に展示すると発表した。 【画像】NEO SKYLINE 日産・自動車大学校は、全国に5校(栃木校・横浜校・愛知校・京都校・愛媛校)あり、5校に共通する自動車整備の国家資格取得を目指す学科に加え、モータースポーツ系や車体系(板金・塗装)の課程をもつ自動車整備専門学校。今回、車体系の課程を有する愛知校・京都校の学生たちが授業の集大成として製作した3台の車両を出展する。 ■ 「NEO SKYLINE」 「NEO SKYLINE」は、日産京都自動車大学校の自動車整備・カスタマイズ科の4年生が製作したもので、製作期間は6か月。「NEO SKYLINE」はCV35型「スカイラインクーペ」をベース車両とし、「現代のケンメリ」というコンセプトで、1970年代に一世を風靡した「ケンメリスカイライン」をオマージュし、学生たちが新たにケンメリの魂を宿したクルマを造りたいという思いで製作された。 ■ 「Z Lealia」 「Z Lealia」は日産京都自動車大学校の自動車整備・カスタマイズ科の4年生が製作、製作期間は6か月。「Z Lealia」は“家族と歩むスポーツワゴン”をコンセプトとし、刺激と日常を合わせ持ったクルマを目指して企画された。スポーツカーが好きで「フェアレディZ」に憧れるお父さんに、家族一緒にスポーツカーでドライブを楽しんでもらいたいという学生の思いが込められた。車名のLealia(リーリア)とは、英語の「Lead(率いる)」とラテン語の「Familia(家族)」から組み合わせた造語。 ■ 「ブルーバード・極」 「ブルーバード・極」は、日産愛知自動車大学校 自動車整備・カーボディーマスター科の3年生が製作、製作期間は2.5カ月。日産愛知自動車大学校は、4月から学んできた板金・塗装の技術を駆使しこの車両を製作。製作期間は2.5カ月と短いが、学生の思いや発想が詰め込まれた力作としている。ベース車両は36年前に販売していたPU11型ブルーバードの最上級モデル「ブルーバードマキシマ」で、センターピラーレスを採用した4ドアハードトップボディを採用し、高級感と広い室内空間で当時非常に人気があったモデル。
Car Watch,編集部:椿山和雄