斎藤氏不信任の県議会は「解散が筋」、市長会の支持「1人で言え」 元市長の樋渡啓祐氏
──コメンテーターはどうか
「元明石市長の泉房穂氏はフジテレビ系『Mr.サンデー』の選挙特番で、斎藤氏に対し開口一番(『一面的な見方で、かなり厳しいトーンで対応してきたことについて、反省することも多く、おわびしたい』と)謝った。一方、元大阪市長の橋下徹さんは批判し続けるという。SNSの反応では泉さんの柔軟さが評価されている」
■過激活動家は「落選請負人」
──選挙期間中、攻撃的で過激な活動家らが斎藤氏陣営ともめる様子も拡散された
「今までもあったのだろうが、今回SNSの働きでこうした手口も暴き出された。まるで落選請負人だ」
──不信任を突きつけた県議会の対応は
「正当性がなくなっている。自ら解散するのが筋ではないか」
──斎藤氏に対して
「民意を背に4年間、掲げた公約を実行していくことだろう。淡々と政策を述べる候補者に光が当たったのは意味があることだと思う。批判しかしない候補者、首長、メディアやコメンテーターがどうなるか。今後、選挙の形が変わる契機になる選挙だったと思う」(聞き手 奥原慎平)