「北朝鮮に近かったから?」クリンスマン前監督の“仰天発言”に韓国メディアが敏感反応!就任時の意外な新事実も暴露される
「ノートパソコンが私のオフィス。私は鳥のような人間なんだ」
電撃解任から1週間が経過しても、韓国国内ではいまだ話題に事欠かない。 現地2月16日、大韓サッカー協会(KFA)は韓国代表を率いるユルゲン・クリンスマン監督との契約を解除したと発表。契約期間を2年半も残すなかでの更迭で、違約金総額はコーチングスタッフ分を含めておよそ11億円にのぼると見られている。 【PHOTO】アジアカップ2023を彩った各国美女サポーターを特集! さまざまな言動で物議を醸した元ドイツ代表のレジェンドだが、昨年3月の就任以来ずっと問題視されていたのがいわゆる“在宅勤務”だった。KFAとの契約時に「韓国在住」が条項に盛り込まれ、本人も「それは当然だ」と話していたが、遵守されることはなかったのだ。自宅がある米西海岸を常に拠点とし、Kリーグの視察が不十分だとの猛批判も浴びた。 そんななか、火曜日に韓国メディアが一斉に報じたのは、ドイツ誌『Der Spiegel』に掲載されたクリンスマン氏の発言だ。KFAは就任当初、クリンスマン氏に代表チームのトレーニングセンターがあるパジュ(坡州)の宿舎に泊まるように頼んだところ、監督がこれを拒否。ソウル中心の光化門にある高級ホテルを定宿とした。 『Der Spiegel』誌によるとクリンスマン氏は「パジュに滞在するのは好きじゃなかった。北朝鮮の国境に近かったからだ」と話し、「宿泊施設も古かった。家具は壊れそうで壁が薄く、誰がトイレを使っているのかも分かるほどだった」とその理由を明かしたという。 これに韓国メディアが反応する。『聯合ニュース』は「韓国に滞在しなかったのにはやはり否定的な理由があった。国民の信頼を失うわけである」と断じた。そして『News1』は「パウロ・ベント前監督は在任中ずっと韓国に住んでいただけでなく、ソウルに家を提供するというKFAの申し出さえ断り、パジュから短時間で通える高陽に住んでいた」と比較したうえで、「クリンスマンが韓国に滞在しなかったのは不条理であり、理由もまた不条理だった」と糾弾している。 在宅勤務についてクリンスマン氏は『Der Spiegel』誌で「ノートパソコンが私のオフィス。それさえあればどこでも仕事ができる。私は空を飛ぶ鳥のような人間なんだ」とも語っている。
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