駒大ルーキー桑田駿介が自己ベストで6位入賞「箱根駅伝は往路を走りたい」…関東学生男子2部5000M
◆陸上 関東学生対校選手権第最終日(12日、東京・国立競技場) 男子2部5000メートル決勝が行われ、駒大のルーキー・桑田駿介が13分49秒69の自己ベストをマークし日本勢3番手の6位だった。青学大の鶴川正也(4年)が13分36秒41で優勝。麗沢大のブライアン・キプトゥー・ブシューアキットゥ(1年)が13分36秒99で2位、専大のダンカン・マイナ(1年)が13分37秒45で3位。 10日の予選を自己ベストで通過し「3000メートル以降しっかりついていくことができなかった。決勝ではついていこう」と目的を持って臨んだ初の関東インカレ決勝。粘り強く走り抜き「しっかり入賞できたのは自信になりました。予選から2本連続13分台で走れたことも良かった」と振り返った。 全国高校駅伝常連の倉敷高出身で、2年時は4区区間賞でチーム優勝に貢献。「世界で戦える選手になりたい」と駒大の門をたたいた桑田は「日本の中でもトップレベルの方たちと質の高い練習が行える」と日の丸を背負った経験もある主将の篠原倖太朗(4年)や佐藤圭汰(3年)らに憧れを持つ。「篠原さんや圭汰さんのように、駅伝でしっかり走れるようにこれから練習を積んで頑張っていきたい」。藤田敦史監督も「上級生に食らいついて、良く練習ができている」と話す。 佐藤とは同部屋で「いろいろなことを聞いて刺激をもらっています。意識が高いと普段から感じています」。練習を共にすることもあり「日本でもトップで戦っている選手が目の前にいる。後半のペースアップにもしっかりとついていけること、一個一個の練習でも目的意識を持っているところがすごいと思います」と目を輝かせた。学生3大駅伝も「走れるなら全部走りたい。箱根駅伝は往路を走りたいです」と頼もしいルーキーが、駒大に新しい風を吹かせる。
報知新聞社