まさに伝説! 歴代日本代表、最強の英雄(3)伝説のボランチ! 宿敵韓国戦、史上最高のループシュート
今ではFIFAワールドカップの常連国となった日本だが、初出場を果たした1998年フランス大会までの道のりは長かった。今回は1990年代の日本代表において不可欠だった存在の選手たちについて、フットボールチャンネル編集部が独自の方法で算出した能力値を紹介する。
MF:山口素弘(横浜フリューゲルス/日本代表) 生年月日1969年1月29日(当時26歳) 1996年リーグ戦成績:28試合8得点 日本代表通算58試合8得点 日本代表主な出場大会:AFCアジアカップ1996、1998年FIFAワールドカップ・フランス大会 山口素弘といえば誰もが思い出すのが、1997年に行われたフランスW杯アジア最終予選韓国戦でのループシュートである。0-0で迎えた後半に自陣でのボールカットからドリブルで敵陣エリア内へ侵入。飛び出したGKの頭上を鮮やかに抜いたシュートは日本サッカー史に残るゴールとなった。 基本データの対象としたのは、キャリアハイとなる8得点を記録してJリーグベストイレブンに選出された1996年のもの。所属した横浜フリューゲルスの前年13位から3位への躍進に大きく貢献した。 山口素弘は「伝説のボランチ」とも言われるように守備的MFとして日本サッカーを支えた。能力値をみると、「守備力」から「攻撃力」、「フィジカル」や「IQ」と全ての面において高い水準となっている。攻守に高いクオリティのプレーは現在現役で活躍する多くの中盤の選手のお手本となったといえる。 その中でもトップは「メンタル」。横浜フリューゲルスから名古屋グランパス、アルビレックス新潟、横浜FCと所属した全てのクラブでキャプテンを務めるなど、周囲からの信頼は絶大で、多くのファンからも愛された。