家で観る映画に迷ったら…週末の「気分別」3作品 サブスクで鑑賞できる「エンタメ、社会派、ヒューマンドラマ」をピックアップ
父親を探しにハローワークへと赴いた娘は、派遣先の工事現場で同僚から砂煙の向こう側にいる人物が父親だと教えられます。 しかし、「お父さん」と呼びかけた砂煙の向こう側にいたのは、掲示板に貼られていた、あの指名手配像によく似た若者だったのです。 指名手配犯の潜伏先などに既視感があるのは、いくつかの実際の事件がモデルになっているからで、やがて物語は予想外の展開を迎えます。 タイトルの“さがす”を平仮名にしたことで、広義に解釈できる仕掛けになっているのも一興。
絶望的な顛末ながら、社会の底辺から抜け出そうと試みた父親と娘の姿に、意外や意外、熱い涙があふれてしまうような作品です。 ■新しい挑戦への勇気をもらう『ワンダー 君は太陽』 日曜日の気分とテーマ: 仕事が始まる月曜日が見えてきて、テンションが下がり気味。元気をもらえて、明日からまた仕事を頑張れるような作品 『ワンダー 君は太陽』(2017) Netflix/Amazon Prime Video/U-NEXT/Huluにて定額内で視聴可能(2024年11月6日時点)
この映画は、特別な顔を持って生まれた難病のために、人前に出ることが恥ずかしく、学校に行けないでいるオギーという小学生の男子が主人公。 彼の両親は、このまま家に引き篭もったままだと社会性が身に付かなくなるのではないか? と心配します。 そこで、困難が待ち構えていることを承知で、オギーを小学校へ送り出すのです。ところが、同級生たちは優しく接してくれるどころか、彼の顔をからかう始末です。 そう聞くと「いじめられた子どもを描いた“お涙ちょうだい”の映画か」と思うかも知れません。しかし、この映画がどんな映画とも似ていないのは、物語が始まって20分くらい経過すると、主人公であるオギーの視点で描かれていた物語が、何の前触れもなく突然オギーのお姉さんの視点に切り替わるという点にあります。