10キロ増量、丸刈りも笑顔で…唐田えりか(27)がオーディションで『極悪女王』長与千種役に抜擢された深い理由
Netflixで配信中の『極悪女王』での演技が話題を呼んでいる唐田えりか(27)。休業期間中に臨んだオーディションで長与千種役に抜擢された背景、作品への覚悟とは。(全2回の1回目/ 続きを読む ) 【画像】「二の腕は筋肉で盛り上がり、お腹も…」オーディションから10㎏増の“最終形態”を披露した唐田えりか ◇◇◇
これまでの逆風を完全に跳ね返した
「強くなりたかった。強くなるしかなかった」 現在、爆発的な反響を巻き起こしているNetflixオリジナルドラマ『極悪女王』。80年代に大ブームを巻き起こした女子プロレスをテーマにした作品だ。Netflixらしく時間と予算をふんだんに使い、当時の熱狂を見事に再現している。 ダンプ松本役のゆりやんレトリィバァ、ライオネス飛鳥役の剛力彩芽とともに、高い評価を集めているのが、不倫騒動の影響で芸能活動を休止していた唐田えりかだ。これまで芸能ニュースでしか彼女を目にしたことがなかったような人たちが、『極悪女王』での演技に目を瞠っている様子がSNSなどから伝わってくる。これまでの逆風を完全に跳ね返した形だ。
休養期間中にオーディションに臨んだ
冒頭の言葉は、唐田がインスタグラムに記したもの。まるで劇中のセリフのようである。女子プロレスの世界で落ちこぼれだった長与千種は、強くなり、這い上がってスターになった。唐田えりかもまた、強くなって、奈落から這い上がってきたのだ。 唐田が『極悪女王』のオーディションに臨んだのは休養期間中のこと。当時は「この仕事を続けていいのかな」とネガティブな気持ちが強かったが、事務所の社長やスタッフが後押しをしてくれた(シネマトゥデイ 2024年9月23日)。 マネジャーに長与千種役を勧められ、長与の過去のインタビュー記事などを調べるようになってから、強く演じたいと思うようになったという。 「やられた後の立ち上がり方が格好良くて、心を動かす人だなって。こんなに魅力的な人を演じたいと思いました」(WEBザテレビジョン 2024年9月26日)
丸刈りになることが条件だったが…
試合に負けても観客を魅了する“プロレスの天才”長与千種を的確に捉えているのがよくわかる。と同時に、唐田は長与に自分との共通点を見出していた。 「覚悟を決めてこの作品に臨んだので、オーディションを入れて約3年、諦めずに努力することの大切さをあらためて学んだ気がします」(シネマトゥデイ 2024年10月6日) オーディションは多くの俳優が受けたが、白石和彌監督が強くした推したことで唐田が長与千種役を獲得する。白石監督を動かしたのは唐田の切実な思いだった。 「人生の再出発にあたって、どうしても芝居がしたいという思いが本当に強くて、僕はその思いにやられて唐田さんでいきたいという思いがあって。結果的に大成功というか、本当に頑張ってくれました」(マイナビニュース 2024年10月2日) クライマックスではダンプ松本との敗者髪切りマッチがあるため、丸刈りになることが条件だったが、唐田はまったく意に介さなかった。実際、髪切りマッチで撮影スタッフから心配の声があがっても、唐田は笑顔でリングに上がっていったという。
【関連記事】
- 【続きを読む】東出昌大との共演直後に「自分を押し殺したくないし、正直でいたい」と発言…唐田えりか(27)が放つエネルギーの正体〈『極悪女王』が話題〉
- 【画像】「二の腕は筋肉で盛り上がり、お腹も…」オーディションから10㎏増の“最終形態”を披露した唐田えりか
- ライオネス飛鳥は「リングに上がった時の長与千種の目はふだんとは違っていた」と…落ちこぼれと王者が臨んだ“禁じ手ナシ”の試合の裏側
- 「本物の血を見せてこそプロ」クラッシュ・ギャルズ活躍の裏で芽生えたのは…女子プロレスを永遠に変えた、長与千種の“危険思想”
- 「お母さんに家を買ってあげたい」だけじゃない…極悪女王・ダンプ松本(63)が「ヒールレスラー」の道を選んだ“もう1つの理由”「怖い外国人選手と闘うのは嫌だなぁ~って」