「選択的夫婦別姓で自公実務者協議を」公明代表が提案 石破首相「党内で検討する」
石破茂首相(自民党総裁)は18日、公明党の斉藤鉄夫代表と官邸で会談した。斉藤氏は、選択的夫婦別姓制度の実現に向け、自公の実務者で検討を始めたい意向を伝達。首相は「いったん引き取り、党内で検討する」と応じた。「年収103万円の壁」引き上げについては、自公と国民民主党による実務者間の協議を見守っていく姿勢を確認した。会談後、斉藤氏が記者団に明らかにした。 斉藤氏は選択的夫婦別姓制度について「複数きょうだいがあったときの決め方など、戸籍制度の大きな改革を伴う。細部を詰める必要がある」と指摘。「まず与党の意見の一致をみることが大切だ。その上で野党とも協議していく」と意欲を示した。法案化を目指す時期については「まだそこまで具体的には(首相に)申し上げていない」と述べるにとどめた。 「103万円の壁」の引き上げ幅に関しては「根拠が示せる、だからこういう数字になったという、国民に納得いただける数字を出さなければいけない。(首相と)そういう会話はあった」と明かした。 会談は昼食をともにしながら行われた。今後、月1回程度のペースで定例化することを申し合わせた。