<9年ぶりの春―鳴門>第94回選抜高校野球 選手紹介/6 /徳島
◇制球力が身上の右腕 真鍋至憧(まなべ・しどう)投手(1年) コントロールの良さが身上の、成長が期待される右腕。細かった体を大きくするため、昨年4月から食事も意識して体を作り、体重を10キロ以上増やした。 父と兄の影響で、小学生から野球を始めた。「甲子園に出て活躍したい」と吉野川市から鳴門へ進学。夏の県新人ブロック大会で公式戦初登板を経験し、センバツでも「試合に出て結果を残したい」と意気込む。好きな選手は阪神の西勇輝選手。「コントロール良く投げ、打たせてとるスタイルが自分と似ている。目標です」。好きな言葉は「敵は己の中にあり」。練習中に苦しくなった時はこの言葉で自分を奮い立たせているという。 鴨島東中出身。右投げ右打ち、170センチ68キロ。好物はいくら丼。 ◇守備固め、俊足生かし 秋田柊哉(あきた・しゅうや)外野手(2年) 俊足を生かした守備や、攻める走塁が得意。公式戦では試合の後半に守備固めで出場することが多く、センバツでは「ピンチでしっかり守り、チームを救いたい」。 「徳島一番の強豪」として鳴門を選んだ。フルスイングで本塁打を量産するオリックスの吉田正尚選手を手本に、打撃練習に励む。皿洗いなど、母の負担を減らそうと始めた家の手伝いをきっかけに、日課は「一日一善」。道に落ちているゴミを拾ったり、困っている友人の話を聞いたりするが「たまにサボることも」と笑う。 大麻中出身。右投げ左打ち、172センチ71キロ。アニメ「進撃の巨人」を見て気分転換する。「見た目に親近感を覚える」と登場人物のコニーがお気に入り。