【ボートレース】今垣光太郎が好素性モーターをゲット「気持ちは切り替わっています」F禍乗り越え闘志
◆SG第34回グランドチャンピオン(6月24日、ボートレース尼崎・前検日) 北陸の雄、福井支部の今垣光太郎が注目の看板機を引いた。17号機は2連対率50%で4月の初下ろしから5節使用。近況2節で優出したエンジンで5月のGW(報知杯)開催は吉川元浩がピンラッシュ。9戦8勝で優勝している。「いいエンジンの感触はあった。前検特訓に関しては悪くはないけど、出ていく感じはなかった。班でも一緒ぐらいでした。チルト0度で安定板をかませてあったので、チルトをマイナスにして行ったけど、回転が合っていなかったですね。でもペラ調整だけで済みそう」と表情は明るく、ペラ調整室に直行。やる気に満ちていた。 54歳になってもレースぶりは変わらず若々しいが、前期(昨年11月~5月)は当地G1の近畿地区選手権で2本目のFを切った。2月三国一般戦を走った後は90日間のF休みで5月のSG多摩川オールスターを棒に振り、出走回数は「73」。A1最低出走回数の90走に満たず、7月からはA2級陥落が決定している。 「終わった事は仕方ない。もう気持ちは切り替わっています。年末に向けてはここと、大村オーシャンC(7月)が勝負です」と、まさに今節は“グランプリ勝負駆け”。それでも底力は周知の通りで予選道中は前付け、3カドなどコース取りから見せ場を作る。(平田 裕二)
報知新聞社