「合体」←何を想像する? 「良い子は観ちゃダメ」な過激描写が記憶に残るロボアニメ
オープニングから過激?
●『ブレンパワード』 「過激なエピソードや演出がある」どころか、オープニングから肌色全開だったことでいまに語り継がれるのが、1998年に富野由悠季監督が手がけた『ブレンパワード』です。生体マシン「ブレンパワード」のパイロットになった主人公「伊佐未勇」が、謎の海底遺跡「オルファン」を巡る戦いに身を投じます。 作品のキャッチコピーは「頼まれなくたって、生きてやる!」という力強いメッセージで、そのほかに放送局であるWOWOWへの加入を促進するためのポスターが制作されており、そちらでは「普通のテレビじゃ、ここまでやれない。」と大胆なアピールがされていました。 オープニング映像はこれを受けてか、ヒロインの「宇都宮比瑪(うつみや ひめ)」や、勇の姉である「クインシィ・イッサー」など、作中の女性キャラが次々と一糸まとわぬ姿で登場し、妖艶に舞うというものでした。確かに地上波では、ここまでやれないかもしれません。 ロボットアニメなどで「登場人物が全裸で謎空間などを飛ぶ」というオープニングやエンディング映像は、本作に限らず見られるものではありますが、「強烈だった」というと、やはり本作の名前が挙がるようです。 なお作品の内容自体は、「白富野」と呼ばれる牧歌的な部分が強調された物語で、人間と自然のかかわりを描いた作品となっています。
LUIS FIELD