パート先で「英語が話せるから」と、英語でのお客さま対応を任される! 最近かなり増えているけど、この機会に「時給アップ」は可能? 交渉時のポイントも解説
パートでは同じお店で複数人が働くことも多いですが、他の人と自分の仕事ぶりを比べ、自分の方が高度な仕事をしているのに、時給は同じで不満を抱いている人もいるかもしれません。 本記事では、事例を紹介しながら、時給を上げるにはどうすればよいのか解説します。 ▼毎日「8時50分」から朝礼が! 定時は9時だけど「残業代」は請求できる?「義務」か判断するポイントとは?
パートの時給の決め方
店長などがパートの時給を決める際、一般的にまずは各地域の最低賃金を確認します。当然、最低賃金以上の金額を最低ラインとしつつ、多くの場合は近隣の同業他社の相場や労働市場の相場などを勘案しながら設定します。
パートの時給が同じで仕事内容が異なることもある
パートで働く場合、同じ店で同じ時給だからといって、必ずしも仕事内容も同様とは限りません。例えば、もともと英語が話せるので、パート先で英語対応が必要な場合には自分が率先して対応しているといった場合もあるでしょう。 ただ、一度や二度ならまだしも、円安で外国人観光客が増えてきて、自分一人の負荷が増えている等、不公平とも思える状況もあるかもしれません。これはあくまでも一つの事例ですが、同じような経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。 そうなると、同じ時給で自分だけプラスアルファのスキルが必要なことに対して、モヤモヤすることもあるでしょう。このような場合、時給アップをしてもらうことは可能なのでしょうか? まず、時給を上げられるかどうかは職場次第という事情があります。例えば、個人経営の小さなお店で働いている場合、基本的にはパートの時給も責任者の一存で決まります。そのため、交渉次第では意外と簡単に時給が上がる可能性もあるでしょう。 ただ、全国展開をしている企業の一店舗で働いているような場合、一店長の権限では限界があるかもしれません。パートの時給を上げるためには要件があったり、時給の上限が設定されていることもあるでしょう。 とは言え、どの場合でもまずは自分が働く職場の店長や上司と交渉することが時給を上げる第一歩です。交渉するときなどに、具体的にどのような点がポイントとなるのか見ていきましょう。