栗山英樹氏、「タバコを吸ったら野球がうまくなるのかなと思った」禁煙の苦労を告白
侍ジャパン前監督で日本ハムのチーフ・ベースボール・オフィサーを務める栗山英樹氏が31日、都内で「令和6年度 スマート・ライフ・プロジェクト」世界禁煙デー記念イベントに出席した。 2年連続オフィシャルアンバサダーを務める栗山氏は、ユニホーム姿で登場。現役時代は周りに喫煙者が多く、「『タバコを吸ったら野球がうまくなるのかな?』と思って吸ったこともあった」と喫煙者だったと告白。「禁煙にするのは苦労した」というが、監督になって試合中にグラウンドにいる時間が増えたことが成功の要因の1つだという。「『誰かのために』と思うことが禁煙につながる」と続けた。医師3人とのトークセッションも行われ、熱心に話を聞いていた栗山氏が「タバコを吸っていた自分が悪い人みたいですね」と冗談を言うと笑いが起こった。 この日はゲストサポーターとして共に出席したお笑いコンビ「蛙亭」、タレントの星乃夢奈と就任記念の始球式にも参加。審判を務めた栗山氏は、イワクラの投球に「アウト!」と宣告した。審判経験を問われると、「高校1年生の時に先輩の試合でやっていた」という栗山氏。「間違えると先輩に怒られた」と当時の苦い思い出も回顧した。 栗山氏は「元気であることが財産」と健康の大切さを訴えた。蛙亭の2人の会話が楽しかったといい、「つらくなったら見ようと思います」と笑った。 5月31日は「世界禁煙デー」。厚生労働省は1992年以降、6月6日までの1週間を「禁煙週間」と定めている。「たばこの健康影響を知ろう!~たばことCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の関係性~」が今年のテーマ。
報知新聞社