野党結集の鍵は「本気の政治改革」!野田佳彦衆院議員の描く政権奪還のビジョン
こうしたメッセージが党内から打ち出されないのはなぜでしょうか。 野田氏「党内にも考えとしてけっこういるんじゃないですかね……?ベテランなら小沢先生とか考えていると思う」 しかし、なぜかこうしたニュースが出てしまうと紹介されたのが、小沢氏の最近の発言。 多様性の実現の前にはいろいろな問題がありそうです。 野田氏も「余計なこと言っちゃった」と苦笑します。
政権奪還へは、まず野党が連携 政策の柱は「やっぱり政治改革」
MC西田「政権奪還へのビジョン、戦略、戦術さまざま……政策や柱になるものは?」 野田氏は、個人的に井手英策教授の「ベーシックサービス」に強く共感していると語りますが、野党で連携するには「やっぱり政治改革」と言い切ります。 野田氏「本気の政治改革案を野党で共有して、これを飲めと自民党に迫る。そういう信の問い方に持っていきたい」 政治改革と、選択的夫婦別姓のように共通してすぐやらなければならないテーマが見つかっている。早く政治を正さなければ日本はよくならないと訴えます。 もし次期衆院選で野党が政権を奪取できた場合、ねじれ国会となります。 野田氏は、自民党とも協議をし、「飲まなかったらまた来年参議院議員選挙で問う」と迫るべきだと語ります。 MC西田氏は、やんちゃな次男(日本維新の会)が独自案、抜け駆けをするなど野党の中でもまとまることができない中、他党を含めたコミュニケーション、作業を始めているかと問いかけます。 野田氏は「まだ作業は具体的にやっていないと思う」としながらも、政策活動費のように、各党の状況を見ながら合意できるテーマを探っていけばよいと説明します。 今回の政治資金規正法の改正については、「改革に値しない」と言い切る野田氏。 野田氏「企業団体献金、政治資金パーティ、それから政策活動費、これが大玉じゃないですか。外部監査の件とか進んだところもあるが、大玉が入っていないので改革に値しない。1993年~1994年の国会の時には、企業団体献金は廃止になったのに、ずっとだらだら残してきた話でしょ。これをきちっとやるということです」 政治資金パーティの代わりに「個人献金の拡充ですよ。そのための税制改正」と訴え、党での見解でもあると説明します。 MC西田氏も「直近の国会でも政治とカネの問題が重要視された。そこを足がかりにしていくのは合理的ですよね」と頷きます。 野田氏は、定額減税や、8月からの電気ガス代の軽減など、直近の政策を「信なくば立たず」と批判し、こういった状況を早く解決しなければならないと締めくくります。