尾道市祖父放火殺人 男の控訴を棄却 広島高裁
広島県尾道市で住宅に火をつけて祖父を殺害した罪に問われている男の裁判で、広島高裁は控訴を棄却し一審の懲役12年の判決を支持しました。 無職の男(25)は去年5月、尾道市の住宅に放火し、祖父(当時79歳)を殺害した罪に問われています。 一審の広島地裁は、男には知的障害があるとしつつ、「嘘をつくなど警察に捕まらないような言動をとっている」などとして、懲役12年の判決を言い渡していました。 3日の裁判で広島高裁は「知的障害の影響によって、自分の行動をコントロールすることが困難になっていた事情は特に認められない」などと指摘して、弁護側の控訴を棄却して一審の判決を支持しました。