【女子野球】ヴィーナスリーグが開幕 巨人は逆転で白星スタート
◆ヴィーナスリーグ(13日、袖ヶ浦市営球場ほか) 関東地区の女子硬式野球リーグ・ヴィーナスリーグ(報知新聞社後援)が13日に開幕、2球場で計8試合が行われた。12チームが参加する最高峰の「リポビタン杯争奪プレミアヴィーナスリーグ」は、昨季優勝のエイジェック(栃木)、2位の巨人(東京)、3位の西武ライオンズレディース(埼玉)が初戦を行い、ともに白星スタートした。 ヴィーナスリーグは02年から行われている世界最大の女子硬式野球リーグで、今季は中学、高校、大学、クラブ、企業の計50チーム(合同チーム含む)が4つのカテゴリーに分かれて総当たり。3回ずつ対戦するリポビタン杯は1チームあたり33試合戦う、秋までの長丁場となる。 巨人は千葉県の袖ヶ浦市営球場で秀明大(千葉)と初戦を行った。2回までに4点を挙げたものの、守備のミスなどから一時逆転される展開に。しかし5回に真砂寧々のスクイズで勝ち越すと、6回には森崎杏の走者一掃三塁打などで11―5と快勝。ケガで長期離脱していた主将の金満梨々那、野呂萌々子も代打で出場した。 正月に左肩を脱きゅうしていた金満は、ベンチからの「おかえり」の声に、「一時は夏までかかると言われて絶望しましたが、開幕に間に合いました。楽しかった」と復帰に笑顔。宮本和知監督は「最初は選手に堅さがありましたし、ちょっとした事から試合の流れが変わる怖さも分かったでしょう。ケガしていた2人は野球ができないつらさもあったでしょから、苦労した分のびのびとやってほしいですね。これでポジション争いも激しくなりますから、相乗効果でレベルアップしてくれれば」と今後に期待した。 14日も8試合が行われる。
報知新聞社