J1アビスパ福岡がルヴァン・カップV逸ショック払しょく 公式戦3連敗でストップ、敵地で新潟に2―1
◆明治安田J1第16節・新潟1―2福岡(25日、デンカビッグスワンスタジアム) アビスパ福岡が敵地で競り勝ち、ルヴァン・カップを含めた公式戦の連敗を「3」で止めた。リーグ戦の白星は5月11日の京都戦(サンガスタジアムbyKYOCERA)以来、3試合ぶり。 ■超絶フリーキック!前寛之がゴラッソ【動画】 前半は7割以上にわたってボールを保持した新潟に自陣に押し込まれる展開が続いたが、ゴール前の決定機で岩崎悠人が見事なクリアを見せたほか、DFラインの裏に運ばれたボールに対してもドウグラスグローリが冷静な対応を見せて、得点は許さなかった。 耐え忍んで迎えた前半37分。つないで攻め込み得たFKを、前主将の前が右足でゴール左上へ蹴り込み、ネットを揺らして先制点をゲット。前は今季初ゴールだった。 後半は開始早々に4試合ぶりのスタメン出場だった鶴野怜樹がエリア内で好機をつくり、直後には松岡大起もシュートを放つが追加点は奪えない。その後は再びホームの新潟が押し込む展開が続いたが、カウンターから岩崎がポスト直撃のシュートを放つなどして応戦した。直近3試合で6失点を喫していた守備陣も奮闘。攻守に一丸となって守り、後半40分に2点目をゲット。紺野がゴール前に入れたボールがポストをはじいて吸い込まれた。後半追加タイムに1点を返されたが、アウェーの地で勝ち点3を得た。 連覇が懸かったルヴァン・カップは22日の3回戦で柏に敗戦。悔しい結果に終わった後、長谷部監督は選手に思いのたけを口にしていた。「自分たちは何でも好き放題、好き勝手にやって勝てるチームじゃない、ということをはっきり言いました。私自身もそう。みんなもそうだし、要はスター軍団ではない。やることをやって、いいつながりを持って戦えば初めて、そこで勝負のテーブルに乗る」。リーグ戦12試合で6発のシャハブ・ザヘディを出場停止で欠く苦しい台所事情の中で、アビスパらしい一丸さも取り戻すべく挑んだリスタートの重要な一戦で、大きな白星を手にした。(記録は速報値)
西日本新聞社