「部長」→「課長」へ降格になったのに喜ぶ夫…月給も下がるはずなのに、何かメリットがあるのでしょうか?
降格になったのに喜ぶ夫……。何かメリットはある?
降格は、残念なニュースだと妻は思うかもしれませんが、夫が喜んでいるとどうしてなのか不思議になるでしょう。夫自身が納得したうえで、降格人事を受け入れている場合、喜んでいる理由として以下のような点が考えられます。 ・ストレスから解放される 部長のように、経営者と一体的な立場で仕事をしていると、大きな責任がプレッシャーとなり、精神的な負担となる場合があります。降格により責任が軽減されると、ストレスから解放されるでしょう。 ・ワークライフバランスが改善する 部長は、勤務時間について厳格な制限を受けていませんが、その責任ゆえに激務に追われる可能性もあるでしょう。 長時間労働に加えて、休みの日も仕事のことを考えなければならない状況が続くと、ワークライフバランスは崩れてしまいます。降格によって勤務時間が管理されるようになると、家族や趣味に費やす時間が増えて、ワークライフバランスの改善につながることが考えられます。 ・キャリアを見直すきっかけになる 降格になったことを喜んでいる夫は、もしかすると、部長の立場が自分には合っていないと感じていたかもしれません。降格をきっかけに、自分のスキルや適正に合った仕事に戻れるでしょう。得意分野で能力を発揮できれば、キャリアを見直せることも期待できます。
降格がストレスからの解放やワークライフバランスの改善につながることも
部長から課長へ降格になると「何か問題があったのでは」「月給が下がる」などネガティブに考えるかもしれません。 しかし、降格人事は必ずしも処罰的な意味を持つとは限らず、配置転換やスキルアップのためなど、本人に問題がなくても実施されるケースがあります。役職手当分の減給は考えられますが、残業代の取り扱いが変わって、残業手当や休日出勤手当が発生するケースもあるでしょう。 また、部長から課長への降格で夫が喜んでいる理由には、ストレスからの解放やワークライフバランスの改善につながるなどのメリットが考えられます。得意分野で能力を発揮できるようになれば、キャリアを見直すきっかけになるかもしれません。 出典 厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査の概況(14ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部