昨年「3000万円」でマイホームを購入!固定資産税「12万円」の支払いがきついけれど、分割より“一括払い”のほうがお得? 実際の金額を試算
固定資産税は一括がお得?
固定資産税は、4回に分けて支払う「分割納付」が一般的ですが、自治体によっては1 年分をまとめて支払う「一括納付」も可能です。前記の例でいえば、1年分をまとめて納付する場合は11万4300円、4回に分けて分割納付する場合は約2万8500円ずつ支払います。 税金の支払いは分割払いよりも、一括払いのほうが割り引かれるのではないかと考える人もいるのではないでしょうか? 例えば国民年金保険料の場合は、毎月納付よりも6ヶ月前納、1年前納、2年前納と早めに納めるほど割引率が高くなります。しかし、固定資産税の場合は一括納付でも分割納付でも支払い額は同じになります。 分割納付することで、一気に手元の現金を使わずに済むため計画的な納税が可能です。ただし、4回それぞれの納期限を過ぎてしまうと延滞税が徴収されてしまうため、口座振替で納付するなど必ず期限までに払い込む工夫をすることがおすすめです。
まとめ
マイホームを購入すると、必ず毎年納めることになる固定資産税。3000万円の新築一戸建てなら、年間約11万4300円の納付が必要で、月に換算すると毎月約1万円の負担となります。しかし、新築一戸建ての場合は3年間の減税措置があるため、4年目以降は年間20万円以上の納付が必要になる可能性もあります。 固定資産税の納付は、一括でも分割でも納める金額に変わりはありません。そのため、計画的に納付できる分割納付もおすすめです。ただし、納期限を過ぎてしまうと延滞税がかかるため、必ず期限までに納付できるよう口座振替で支払うなど工夫しましょう。 出典 国土交通省 建設産業・不動産産業 土地の保有に係る税制 国土交通省 住宅 新築住宅に係る税額の減額措置 執筆者:古澤綾 FP2級
ファイナンシャルフィールド編集部