見やすく」だけじゃなく「見られやすく」が事故を減らす! いますぐ参加したい「おもいやりライト運動」とは
「おもいやりライト運動」とは?
日没が早まる秋から冬は、交通事故がもっとも多くなる季節です。 とくに、夕方の16時~18時は、日暮れの始まりはドライバーにとっては夕陽で歩行者が見えづらく、歩行者にとっては接近するクルマに気付きにくい、魔の時間帯。オートライトを搭載するクルマが増えてきましたが、そうでなければ暗くなってきたなと思っているうちにみるみる真っ暗になってしまうため、うっかり無灯火で走ってしまうなんてこともありがちです。 【画像】「あおり運転」で検挙される可能性がある車間距離 そんなときに、自分が見るためだけでなく、周囲から「見られる」ためにも早めにヘッドライトを点灯しよう! と呼びかけて、交通事故削減につなげる運動が「おもいやりライト運動」です。 また、ドライバーだけでなく歩行者にも「見てもらう」ための呼びかけを行なっていて、街を歩くときや自転車に乗るときは、サムシングイエローや反射材(リフレクター)を身につけることを忘れずに……と訴えています。これは、身につける服や小物の色によって、クルマからの見られやすさを比較する実験で、黄色や白などコントラストが高い色を身につけるといいという結果が出ていることからです。反射材ならかなり遠くからでも、夜間にドライバーから認識してもらえるので、帽子、腕、バッグ、傘などどこかに反射材をつけるのがおすすめです。
無料でオリジナルグッズが手に入る
そんな「おもいやりライト運動」は、誰でも今すぐ参加OK。 公式サイトではまず、「『おもいやりライト』点けます宣言」のクリックを。全国からたくさんの人が宣言のクリックをしています。そして、所属する会社や団体でおもいやりライト運動に賛同し、活動を始めてみたいときは、ステッカーやポスターを入手しましょう。クルマなどに貼れるステッカーは事務局への問い合わせフォームから申し込むと、一定数を無料で送ってもらえます。ポスターやウェブサイト用バナーなどは、公式サイトからダウンロードできます。 さらに、毎月10日を「点灯の日」として、街なかで早期点灯を呼びかける「呼びかけアクション」を行なっています。呼びかけアクションに活用できるパネルのダウンロードもできますので、仲間たちと一緒に参加してみてはいかがでしょうか? そしてこの活動を応援している日産では、横浜・みなとみらいにあるグローバル本社ギャラリーにおいて、夕方の時間帯にPRスペシャリストの日産ミスフェアレディが、ギャラリー中央にあるステージでおもいやりライト運動やおもいやりライトタイムを紹介。さらに、提携駐車場「横浜三井ビルディング駐車場」を利用した方に、駐車料金の割引優待サービスと合わせて、おもいやりライトオリジナルの「マイクロファイバークロス」か「ウエットティッシュ」のどちらかお好きなものと、反射材つきリーフレットをプレゼントしています。サムシングイエローにちなんだ黄色いリーフレットが目印。ぜひ手に入れてくださいね。 また、ヘッドライトをつける目安の時間を「おもいやりライトタイム」と呼んでいます。日本は縦に長く日没の時間が各地で異なるため、事務局が毎月、国立天文台公式サイトの日没30分前の時間を目安に、日本各地の9エリアにわけて紹介しています。 2024年12月29日現在の時間は、北海道が15:30、東北が15:40、関東・中部・北陸が16:00、関西が16:10、中国・四国が16:30、九州が16:40、沖縄が17:10となっています。 このほか、公式サイトには「ヘッドライト早期点灯研究所」というバーチャル研究所のコーナーがあり、さまざまな交通安全トリビアが掲載されていますのでぜひチェックしてみてくださいね。「おもいやりライト」という、ひとりひとりの小さなおもいやりで、交通事故をなくしていきましょう。
まるも亜希子