10周年のリトグリは“新生リトグリ” 「もう1回お姉ちゃんたちを紅白に 連れていく!」野望は“世界と紅白”
このアルバムでリトグリもUNLOCKしています!
――ラストの「MASTERKEY」は疾走感のあるロックナンバーですね。アルバムタイトルの“UNLOCK! ”を表現したような歌詞が特徴です。 MAYU まさに、「『UNLOCK! 』とは?」という答えのような曲だと思います。『UNLOCK! 』と付けただけあって、アルバムの中でいろんな曲に挑戦しているんですけど、この「MASTERKEY」が、それらを締めてくれるような存在で。これまでも疾走感のあるナンバーはあったけど、こういう雰囲気の曲にしては、今までよりキーが低めなんです。リトグリらしさと新しさが、気持ちよく融合してると思いますね。リトグリとしても“UNLOCK! ”した部分でもあります。 miyou 歌い出しが「もうできないと 思い込んで 自分自身を 閉じ込めていた 胸の奥を でも内側から 叩く音が鳴り止まないんだ」という歌詞なんですけど、そういう感覚ってすごいわかるなと。誰かと比べてなんか焦っちゃって、心臓がドキドキするようなことって、私たちもあって。だから、聴いてくれる人の気持ちの中に入って、歌で背中を押したいなと思ってます。すごく盛り上がりそうな曲なので、ライブで歌うのも楽しみです。 MAYU それこそマスターキーって、どんなドアも開けられる鍵じゃないですか。ライブでも、ファンの皆さんもそれぞれの受け取り方や自分のタイミングで、自分自身を解放して楽しんでほしいなと思います。 ――アルバムの通常版には「世界はあなたに笑いかけている」などの人気楽曲を、現在の6人で再録したCDが付属します。特に印象に残っているレコーディングは? miyou 「VIVA」はもともと大好きな曲で、オーディションの時から課題曲で歌ってたんですけど、改めてメンバーとしてこの曲を歌えるのが、すごい感慨深いなって。大好きな曲たちを私たち6人の声で形にして、みんなのもとに届けられるっていうのは、なんか不思議ですね。そしてこれからもいろんな曲が増えていくんやろうなって思うと、幸せです。 ――初回限定盤Aには、「Little Glee Monster Live Tour 2023 “Fanfare”」のファイナルであるパシフィコ横浜公演のライブ映像も収められますね。 かれん 2023年4月から24年1月までという、本当に長いツアーだったんです。初日とは比べ物にならないぐらい成長している妹3人の姿が堪能できると思います。ファンのみんなのリクエスト曲を、3位から1位まで歌ってるコーナーなど盛りだくさんの内容なので、これを観たらもうリトグリがわかるよ! って感じの1枚です。リトグリ初心者の方にもぜひ観ていただきたいですね。 ――最後に、皆さんの今後の展望を教えてください。 かれん リトグリはそもそも「世界に通用するアーティストに」というコンセプトで、オーディションで集められたグループなんです。だから、この6人で海外ライブがしたいですね。 MAYU この『UNLOCK! 』は新体制になって初めてのアルバムであり、グループとしては10周年のタイミングのアルバムでもあって。6人にとっても、リトグリ自体の歴史としても、キーになるアルバムになったらいいなと思います。このアルバムを通して、まだまだ6人のリトグリを知らない方に、いろんな形で届けていきたいです。 ミカ YouYubeとかTikTokとか、いろんな表現の場所があるのでそのそれぞれでリトグリという存在をもっと広めていきたいなと思ってます。どこまでも変われるし、いろんなことができるグループなので。 アサヒ 「リトグリといえばこの曲だよね」っていうのを、この6人の歌声で、世間の方に知ってもらえる曲ができたらいいなと思ってます。 結海 そういう曲ができたら、私この6人で……すごく「紅白歌合戦」に出たいんですよ! リトグリ第一章で4年も連続で出場できてる「紅白」に、この6人になってからはまだ立ててないので。なんなら私たちが、もう1回お姉ちゃんたちを連れて行く! ぐらいの気持ちで「紅白」の景色を一緒に見たいんです。 かれん・アサヒ・MAYU わ~……! (感激の表情を浮かべる) miyou 私は、まあ……6人で笑顔でいたいですね。 MAYU それが何より! (笑) それがなくなったら、元も子もないからな。 miyou 6人で笑ってる時間が、すごい大好きなので。何年先も何十年先も、笑ってる6人でいたいです。
石橋果奈