動きにくい新年度相場で上伸期待の好調ニッチ分野3銘柄
金融市場では日本政府による為替介入への警戒感が上昇。神田真人財務官の発言に高い関心が寄せられている(写真:ブルームバーグ)
3月29日の東京株式市場は、前日28日の米国株市場でダウ平均株価などが最高値を更新したことを好感したのに加えて、28日の日経平均株価の大幅安を受けて反発を狙った買いが先行。不動産、建設、紙パルプ、倉庫など、内需系の景気敏感株に高いものが目立った。日経平均の終値は前日比201円高の4万0369円と反発した。 来週(4月1~5日)は、外国為替市場でドル売り・円買い介入への警戒感がある中で、円安進行に歯止めがかかることが買い手控えにつながりそうだ。さらに、週末のアメリカの3月の雇用統計発表を前に、積極的に動きにくい地合いとなることが予想される。ただ、内需系の景気敏感株に対する見直し買いの動きは継続しそうだ。 来週の日経平均の想定レンジは4万~4万0700円とする。
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冨田 康夫