坂口健太郎×イ・セヨン「愛のあとにくるもの」で史上初?の挑戦
「井の頭公園」「ヨルトン公園」聖地化するかも
さて、配信開始前の9月、東京都内で記者会見があり、坂口健太郎とイ・セヨン、ムン・ヒョンソン監督が登壇した。セヨンは日本語で「こんにちはー。ホン役を演じましたイ・セヨンです。たくさん緊張しています。また日本に来られてうれしいです」とあいさつ。時を経ても変わらない愛があるのか、が今作を貫くテーマだが、自らは「変わらない愛があると、信じます」とこれまた日本語で答えていた。 日本語で好きな言葉を尋ねられ、「アイタイ」とフリップに記入。いつも共演者や現場のスタッフと「会いたい」と思っていたほか、「あい」は挨拶(あいさつ)のあい、「愛」と同じ発音である点が気に入っているそう。思い返すと、セヨンが笑顔で話していた姿は、劇中のホンのキャラクターに重なっていた気がする。 一方の坂口は。「日本と韓国、それぞれの強い思いがエネルギーになって組み合わせられ、できた作品です。登場人物どうしで、いろんな愛が動いている。その(愛が動く)瞬間を、皆さんには見届けていただければ、とてもうれしいです」。また、ソウルの「ヨルトン公園」での撮影が印象に残っているとか。韓国でも「愛のあとにくるもの」はヒットしているそうで、井の頭公園とともに日韓の「聖地」となるかもしれない。
毎日新聞学芸部記者 屋代尚則