イオン、全国約1万店舗で「トップバリュ」36品目の値下げ実施 物価高の下、あえて逆行
流通大手のイオンは13日、プライベートブランド「トップバリュ」のめんつゆや食用油など購入頻度の高い商品を中心に36品目を同日から値下げすると発表した。 「イオン」「イオンスタイル」「マックスバリュ」など全国約1万店舗で実施する。「かつおと昆布でうまみをきかせたつゆ(3倍濃縮)」(1000ミリリットル)は246円から235円、「サラッとこくうまサラダ油」(900グラム)は267円から257円(いずれも税込み)にそれぞれ値下げする。 イオンは今年8月中間連結決算で総合スーパー事業の営業損益が82億円の赤字(前年同期は35億円の黒字)に転落した。こうした状況を深刻に捉え、「トップバリュ」で食品や日用品など約100品目を10月中に順次、数量限定で増量もしている。 物価高が止まらない経済情勢の中、あえて逆行する形で値下げや低価格商品の販売に踏み切っており、今年度に値下げしたトップバリュ商品は累計115品目となる。