《安心できる美容医療クリニックの見分け方》“安さ”だけで選ぶのはNG、サイトでは医師の経歴を確認…名医が執刀したかのように錯覚させる悪質クリニックも
安易に受けると間違った方向に進み、戻れなくなるケースも
mimiさんは「美容医療は“お金を払えば誰でも必ずきれいになれる魔法”ではない」と語る。 「私も、美容医療を受け始めたばかりの頃は手探りでした。できる限りの情報収集をし、初めてのクリニックでは注射や糸リフトといったリスクの高い施術ではなく、光治療やピーリングといったエステの延長線のようなメニューから試し、吟味しながら少しずつ施術を重ねていったんです」(mimiさん) きちんと吟味せずに美容医療を受け続けると、どんどん間違った方向に進み、戻れなくなってしまう場合もある。埼玉県のUさん(48才)は、韓国の芸能事務所に所属している22才の娘の“美容医療遍歴”に涙する。 「“横顔が理想的ではない”という事務所の命令で、娘はあごの骨を切ってワイヤーで固定するという大がかりな手術を受けました。1か月もの間、夜も眠れないほどの痛みと腫れに苦しんだうえ、その後半年は唇がまひして、食事も会話も満足にできませんでした。 それなのに、ダウンタイムを終えたら、あごは不自然にとがって顔全体のバランスがおかしい。事務所は“鼻を細くすればバランスがよくなる”と、また別の手術をすすめてきたんです。娘はいまもまひが残っていて、夢を諦めるか悩んでいます。もうデビューなんてしなくていいから、元の娘の顔を返してほしい」 美は一日にしてならず。美容医療と私たちの距離は近づいたが、過信は禁物。入念な情報収集と慎重な選択を心がけよう。 (了) ※女性セブン2024年11月21日号
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