60歳の定年後「世界一周旅行」に行きたい! 老後の生活費も踏まえて「貯金」はいくらあればいい? 必要な金額を解説
定年後、一度は世界一周旅行をしてみたいと考えている人もいるでしょう。ご存知の通り、世界一周旅行の費用には多額の費用を要します。 この記事では、「定年後に夫婦で世界一周旅行」をする場合、年金受給できる65歳までの生活費を踏まえてどれくらい貯金しておくべきかについて解説します。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
夫婦2人の世界一周旅行には最低でも約400万円必要
一例として、旅行事業を営むHISが提供している世界一周旅行のプランは、世界一周航空券運賃が1人あたり49万4600円となっています。しかし、このプランには、宿泊代金・その他移動費用などの費用は含まれていません。結果的に、トータルで約400万円は必要だと考えられます。詳細を見ていきましょう。 ■世界一周旅行のモデルプラン 世界一周旅行に費やす期間は3ヶ月から6ヶ月程度のケースが多いようです。HISが準備している世界一周旅行のモデルプランの工程は次のとおりです。 1.大阪 2.ミュンヘン 3.ローマ 4.アテネ 5.イスタンブール 6.ハバナ 7.パナマシティ 8.メキシコシティ 9.東京 10.台北 11.ソウル 12.名古屋 13.シンガポール 14.シドニー 15.大阪 世界一周旅行中に帰国できるので、無理なく楽しめます。このモデルプランでは飛行機移動ですが、クルーズで行く世界一周旅行などもあります。 ■夫婦で行く世界一周旅行の費用 HISが準備している世界一周旅行の航空券の費用は、1人あたり49万4600円です。しかし、このプランには、宿泊代金・その他移動費用などの費用は含まれていません。 宿泊費を1泊2名1万円で計算すると3ヶ月で約90万円です。さらに、旅先では基本的に外食となるため、1人あたり1日に1万円は見ておいたほうがよいでしょう。そのため、外食費は夫婦で3ヶ月約180万円です。 さらに、日々の交通費なども必要です。 したがって夫婦で3ヶ月の世界一周旅行をする場合、少なくとも約400万円を用意する必要があると考えられます。