20代の半数以上が“ヒートショック予備軍”。お風呂ドクターによる「冬の危険な入浴方法」10項目
リスクの少ない入浴方法は「コスパタイプ」
では、どのように入浴すれば、身体の冷え対策をしながら安全に健康的な入浴ができるのだろうか。早坂先生が監修した入浴タイプ診断では、湯船の温度と入浴時間を軸に入浴を4つのタイプに分けている。 早坂先生おすすめの「コスパタイプ」は、40℃10分を目安に入浴する方法。ヒートショックやのぼせるリスクの少ない入浴タイプだ。 40℃以下で11分以上入浴する「マイペースタイプ」は、ヒートショックのリスクは低いものの、のぼせる危険は高い。長風呂をしたい場合は、湯船の温度を下げたり、お湯の量を減らしたりするのがおすすめだ。 「熱血タイプ」は、熱めのお湯に短時間つかるタイプ。血圧上昇によるヒートショックのリスクが高く、注意が必要だ。しかし、低血圧で朝が苦手な若い人であれば、起床後に水分を摂ってから熱い温度で短時間入浴することは、日中のパフォーマンス向上が期待できる側面もあるという。 ヒートショックや熱中症の危険が最も高いのが、高い湯温で長く入浴する「ストイックタイプ」だ。熱い湯に長時間浸かっても、実は体温を下げようとする身体の機能の働きで、かえって湯冷めしやすくなるのだそう。 ただ、熱いお湯にゆっくりつからないと温まった気がしないという人もいるだろう。その場合は休憩をはさむか、半身浴にすることを早坂先生は勧めている。 ※本記事は大正製薬の発表に基づいてヘルスケアにまつわるポイントをまとめたものですが、効果には個人差がある場合がございます。記載内容はBusiness Insider Japanが保証するものではございませんので、参考にされる際は個人の責任においてご判断いただきますようお願いいたします。
羽石友香