「J2昇格プレーオフ」その仕組みは…福島ユナイテッドFCはプレーオフ進出「ほぼ確実」に【J3】
テレビユー福島
サッカー明治安田J3の福島ユナイテッドFCは、17日、ホーム最終戦で7位の沼津に逆転勝利をおさめ、J2昇格プレーオフ進出を決定的にしました。 【図解で見る】J2昇格プレーオフの仕組み ユナイテッドは現在6位で、プレーオフ最後の1枠を7位の北九州と争っていますが、その勝ち点差は3です。最終節の試合結果で決まりますが、ユナイテッドが圧倒的に優勢です。ユナイテッドが次の盛岡戦で引き分け以上であれば、進出決定です。 さらに、ユナイテッドが負けても、北九州が引き分け以下であれば、これでもプレーオフ進出が決まります。 唯一北九州が上回る可能性があるのが、ユナイテッドが負けて、北九州が勝った場合ですが、得失点差で上回ることがなければユナイテッドが6位を維持できます。その得失点差はユナイテッドが「12」、北九州が「1」。11も差があります。ユナイテッドが0対1で負けたとしても、北九州が10点差以上で勝たないと上回ることはありません。 次に、そのJ2昇格プレーオフの仕組みです。簡単に言えば「昇格ラスト1枠を決めるためのトーナメント戦」です。 すでに、1位と2位の自動昇格は決まっていて、残りの1枠を3位から6位までの4チームで争います。 上位のチームには、アドバンテージが2つあります。 ■プレーオフは「上位が有利」その仕組みは… 1つ目は、上位チームのホームで試合が開催されるということです。プレーオフの準決勝は、3位と4位のホームスタジアム、決勝は勝ち上がった上位チームのホームスタジアムで行われます。 2つ目は、引き分けの場合は上位チームが勝ち上がることです。準決勝・決勝共に延長戦は無いので、引き分けの場合は上位チームが勝ち上がるルールとなっています。つまり、6位のままだと色々と不利になってしまうということです。 現状のままだと、ユナイテッドは6位ということで、準決勝は3位のカターレ富山とアウェイで対戦することになります。ただ、4位・5位との勝ち点差はわずか1なので、最終節ユナイテッドが勝って、大阪と松本の試合結果によっては、4位に浮上して、準決勝をホームで有利に戦える可能性もあります。つまり、プレーオフ進出はほぼ決まっていますが、最終節の盛岡戦は、より上位で戦うために重要な試合となるということです。
そんな重要なリーグ最終戦は11月24日、岩手県で最下位の盛岡と対戦します。3連勝でプレーオフに弾みをつけてほしいと思います。
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