神戸、ACLE4連勝&無敗継続で首位キープ! 天皇杯決勝から完全ターンオーバーも佐々木の決勝弾でCCマリナーズ撃破!
ヴィッセル神戸は26日、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)のリーグステージ第5節でセントラルコースト・マリナーズFC(オーストラリア)を神戸市御崎公園球技場に迎えた。 【動画】佐々木大樹が豪快な右足で決勝弾! ACLEでは前節の光州FCとの無敗対決を制し、3勝1分けで東地区の首位に浮上した神戸(勝ち点10)。1分け3敗で11位に沈んでいるCCマリナーズ戦に向けては、5大会ぶり2度目の優勝を成し遂げた23日のガンバ大阪との天皇杯決勝から、先発メンバー11人を総入れ替えを敢行した。GK新井章太、岩波拓也、山口蛍、佐々木大樹らが先発している。 この後には中2日で連覇がかかる国内リーグ戦も控えている中、総力で勝利を掴み取りたい神戸は完全ターンオーバーをしながらも、CCマリナーズ相手に序盤から攻勢に。4分には汰木康也の右CKに中央でフリーとなった岩波が頭で合わせるが、ここは枠を捉えきれなかった。 その後も神戸は主導権を握って相手を押し込むものの、最後のところでクオリティを欠き、ゴールを奪えず。前半半ばに差し掛かると、CCマリナーズも応戦し始め、幾度かゴール前への侵攻を許す。 それでもフィニッシュの場面で相手に自由を与えないでいると、40分に神戸が待望の先制点。ボックス左手前でFKを獲得すると、キッカーの汰木がボックス内へクロスを送る。手前の岩波がそらし、最後はゴール前の菊池流帆が頭で合わせてゴールネットを揺らした。 先制して試合を折り返した神戸は49分、右サイドでパスを受けた広瀬陸斗がクロスを供給。山内翔がゴール前右で合わせようとしたところ、ボールは寄せてきたストーム・ルーに当たってボールはゴールに吸い込まれた。 リードを2点に広げた神戸だったが、直後にアクシデント。ジェアン・パトリッキが敵陣右サイドで仕掛けたところで足を痛めてプレー続行不可能に。宮代大聖との交代を余儀なくされる。 すると、54分に失点。CCマリナーズに左サイドから右サイドへと展開され、ストーム・ルーにアーリークロスを許す。山口蛍が左足クリアを試みたが、ミートしきれなかったボールはゴール左に入ってしまう。 1点差に縮まると、CCマリナーズが勢いづき、神戸にとって嫌な時間帯が続く。これを耐え凌ぎたかったところだが、再びゴールを許す。74分、ボックス手前で縦パスを受けたミカエル・ドカがボックス左にラストパス。最後はベイリー・ブラントマンのシュートがブロックしようとした菊池の足に当たってゴールネットが揺れた。 2点リードを追いつかれた神戸。それでも先日の天皇杯ファイナルでも決勝ゴールの起点となった男が勝ち越しゴールを奪う。81分、最終ラインに下がった鍬先祐弥がセンターサークル内から鋭い縦パスを供給。これをボックス手前で受けた佐々木大樹がワントラップから右足を豪快に振り抜くと、シュートはGKの正面に飛んだものの、強烈な威力がファンブルを誘ってボールはそのままゴールイン。再び神戸がリードを奪った。 結局、このゴールが決勝点となり、3-2で勝利した神戸はACLE4連勝と無敗を継続して首位をキープした。