Beats、Bluetoothスピーカー「Pill」9年ぶり復活。音質強化/24時間連続再生も
Beatsは、ワイヤレスBluetoothスピーカー新モデル「Beats Pill」を8月8日より発売する。価格は24,800円(税込)で、予約受付は8月6日から開始、カラーはマットブラック/ステートメントレッド/シャンパンゴールドの3色を用意する。 【画像】Beatsらしいレッドをはじめ3カラーを用意 Beatsとしては2015年の「Beats Pill+」以来、9年ぶりとなるワイヤレスBluetoothスピーカー製品。同社は「2015年にAppleからの買収を経て、真剣にスピーカーへのオファーを捉えるようになってPill+を発表した。今回のPillも今までのシリーズの良さを継承しつつ、洗練度を次のレベルに昇華させた。Appleの買収から10年近く経つが、Pill愛好者の気持ち、Beatsファンの支持をベースに改めて導入したい」と語る。 音響面ではカスタム開発されたレーストラックウーファー、トゥイーターを1基ずつ搭載。ウーファーには強化されたネオジム磁石を用いたことで、Pill+と比較して駆動力が28%、ピストン領域が53%、動かせる空気量が90%増加。また放射状のリブを備え、大音量でも低域の歪みを最小限に抑えるという。 トゥイーターは専用のハウジングに格納することによって、安定性を向上。クリアな高音と豊かな中音を実現したとする。さらに本体のチルト角度を上方20度にした新デザインを採用し、立っている時も座っている時も、反射の抑えられた忠実なサウンドを耳に届けるとのこと。 USBケーブルで有線接続すればロスレスオーディオを再生することが可能。また本機を2台用意すれば、ペアリングして音楽を再生することもできる。ペアリング時はステレオペアとして使う「ステレオモード」と、モノラルのまま出力を倍にできる「増幅モード」の2種類を選べる。 本体にはマイクを搭載し、ビデオ会議などでも使うことが可能。独自のノイズ学習アルゴリズムを活用し、周辺のノイズを抑制することで、ユーザーの声をはっきりと伝えることができるという。 筐体も旧モデルより10%軽量化しつつ、可能なキャリーストラップを装備したり、背面に滑りにくいシリコン素材を採用したりと、持ち運びやすさを追求して設計。IP67等級の防塵・防水性能も備え、屋外はもちろん、キッチンやバスルームでも使えるとしている。 連続再生時間は最大24時間で、10分の充電で2時間の音楽再生が可能なFast Fuelにも対応。本機とスマホなどを繋いで、スマホに充電することも可能だ。 iOS/Androidどちらのデバイスでもワンタッチで簡単にペアリングできると説明。iOSの「探す」、Androidの「デバイスを探す」機能も使えるほか、音声アシスタントも使うことができる。
編集部:杉山康介