【大分】九重町 シカ・イノシシ対策で協定
大分朝日放送
野生動物による農作物への被害を減らすため、大分県九重町など3者が協定を結びました。 九重町 日野康志町長 「九重町管内だけでも毎年捕獲数だけでも約4000頭を超える状況。それ以上に農作物の被害が本当に大きな問題になっている」 鹿やイノシシなどによる農作物への被害が依然として多い状況にあることから、大分西部森林管理署と九重町、県猟友会の下部組織が被害対策で協定を結びました。 猟友会に対して40基のくくり罠を貸し出したり、国有林などに入る際の手続きを簡素化するほか、3者の情報交換を緊密にすることで、更なる被害の拡大を防止したい考えです。 2023年度、日田市・玖珠町・九重町の大分県西部では鹿やイノシシなどによる農林業の被害が3000万円あまり。 捕獲数は1万1000頭あまりですが、近年、鹿の割合が増えているということです。