男子トイレを素手で掃除「おしっこが飛び散っていて。気持ち悪かった」 女子児童に指示した小学校の職員「できるだけきれいな校舎にして卒業生を送り出したかった」
RKB 植高貴寛 記者 「女子児童が掃除をしている間先生は指示しかせず、一緒に掃除をしなかったということです」 女子児童2人によると、女性職員は、「早くして。きれいじゃない、もう1回して」などと指示するだけで、手伝うことはなかったという。 当時小学5年の女子児童Bさん 「指導ばっかりしないで、『ここ一緒にやろう』って一緒にやってくれたらうれしかった」 ■「トイレットペーパーで小便器もふくように」指示 2人が掃除したのは、トイレの床だけではない。 AさんとBさんは、女性職員から、アルコールを湿らしたトイレットペーパーで小便器を拭き上げるよう、指示されたと話す。 Bさんは小便器の外側や水を流すボタンの辺りを拭き、Aさんは小便器の中まで拭いたという。 当時小学5年の女子児童Aさん 「トイレットぺーパーで男子トイレの小便器の中を拭きました」 Q記者 手が小便器の中に直接付いたりしなかった? 当時小学5年の女子児童Aさん 「した」 ■女子児童は「食欲がなくなり眠れなくなった」 女子児童Aさんの母親 「娘は、食欲がなくなり、夜眠れない、ということが続きました。素手で尿が飛び散っているところを拭かせて、先生は掃除していなかったということについて、もうすごい憤りを感じました。」 ■学校の対応に抱いた疑問 学校の指導に疑問を抱いたAさんの保護者は、翌日14日に久留米市教育委員会に相談。これを受け市教委はその日のうちに事実を確認するよう学校に要請。翌15日に学校を訪問して、「衛生面を含め適切に指導するよう」伝えた。 久留米市教育委員会によると、この時点で学校側は、女性職員に対してのみ聞き取りを実施。ただ、AさんとBさんには「もう一度つらい思いを思い出させて傷つけたくない」などという理由から「聞き取りをしなかった」。 ■保護者に聞き取りがあったのは2週間後 本人には確認せず トイレ掃除の指示があってからおよそ2週間後、記者が教育委員会に対し取材を申し込んだ。 Bさんの保護者によると、記者の取材申し込みの後、初めて校長から連絡があり電話で事情を聞かれたという。掃除をしたBさん本人にではなく、母親への聞き取りだった。 一方、Aさんの保護者にも連絡があった。しかしそれは学校からではなく、学校から依頼を受けたという同じ学校の保護者からだった。 学校は「当該児童の保護者と仲がいい保護者だから聞いてもらった」と説明しているという。 Aさんの母親は、こうした学校の対応にも不信感を抱いている。 女子児童Aさんの母親 「都合の悪い事を隠してばかりで、子供に聞き取りをしない。納得する要素がありません。しかも、電話をかけてきた保護者の方とは、親しい関係ではありません。これが子ども達の前に立つ教育者のあり方なのか、甚だ疑問です。」
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