【ススキノ首切断殺人】「うー!」「とっとと消えろ てめえらを殺してやる」瑠奈被告の錯乱した"叫び声"もまじる音声 法廷で初めて公開 母親・浩子被告の4回目の公判 札幌地裁
UHB 北海道文化放送
錯乱し、叫び声もまじる音声が法廷で流れました。 2023年7月、札幌市ススキノのホテルで男性を殺害し首を切断したとして親子3人が逮捕された事件。 10月1日の裁判では、殺人などの罪で起訴された娘の田村瑠奈被告(30)の音声データが初めて公開されました。
◆田村瑠奈被告の音声データ 裁判で初公開
「とっとと消えろ、てめえらを殺してやる」(田村瑠奈被告) これは瑠奈被告が精神科医でもある父親の修被告(60)との会話を再現したものです。 「ずっとそう思って生き延びてんだよ」(瑠奈被告) 「あそこのクリニックだと、クリニックではもうそのレベルだとうちでは対応できないのでというふうに言われる」(修被告) 「うー!」(瑠奈被告) 「予約を入れます」(修被告) 「私は復讐する、私はお前を殺す、お前が私を殺す、私はお前を殺す、お前はどちらを選ぶ?」(田村瑠奈被告) 「I don't kill any(私はだれも殺さない)」(修被告)
10月1日に開かれた4回目の母親の浩子被告(61)の裁判。 初めて法廷で公開された瑠奈被告の音声データ。 母親浩子被告の4回目となる10月1日の裁判で弁護側が提出しました。
◆修被告の証人尋問では
さらに修被告の証人尋問では。 「ワイドハイターの検索結果は?」(弁護人) 「なかった」(修被告) 「ハイターを検索した記憶はある?」(弁護人) 「はい 娘からダメージの強いドールの汚れを消すのにハイターが使えるかと聞かれた」(修被告) 前回、検察側が提出した修被告のスマートフォンの解析から、証拠隠滅に使用したとみられる「漂白剤」を事件前に検索していた証拠について、弁護側が修被告に質問。
◆証拠を提出した検察の狙い
証拠を提出した検察の狙いとは? 元検事の磯部真士弁護士に聞きました。 「(Q:検察側の狙いは?)修被告が事件、殺人に関して事前にその意図、瑠奈被告の殺人計画を事前に把握していたことを裏付ける。その間接証拠と考えられる」(元検事 磯部真士 弁護士) 「I want to kill you(あなたを殺したい)」(瑠奈被告) 「Why don’t you thinking?(あなたはどうして考えない)」(瑠奈被告) 瑠奈被告の音声を公開した弁護側の意図は? 「おそらく弁護側は背景、瑠奈被告の異常性を出すという趣旨」(磯部真士弁護士)
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