「じゃりン子チエ」が21世紀初の舞台化 チエ役は14歳・澤井梨丘、猫の小鉄はOSK元トップスター
大阪松竹座は20日、はるき悦巳氏の人気漫画「じゃりン子チエ」(来年11月15~24日)を上演すると発表した。松竹の創業130周年記念公演。 1978年に連載が開始した同作は、昭和の大阪を舞台に、ホルモン焼き店を切り盛りする小学5年生の竹本チエが、ケンカとばくちに明け暮れる父・テツらと繰り広げる人情コメディー。舞台化は1980年の初演以来数回あり、「浪花人情パラダイス」のタイトルで2000年8月に名古屋・中日劇場で上演されて以来25年ぶり。21世紀では初となる。 チエ役はNHK連続テレビ小説「ブギウギ」(23年後期)で主人公・花田鈴子の幼少時代を演じた、大阪出身の14歳・澤井梨丘(りおか)が務める。 チエの父・テツは作品の舞台に近い大阪市天王寺区出身の波岡一喜、チエの母・ヨシ江は双子の「マナカナ」の姉・三倉茉奈が担当する。 また、チエの飼い猫・小鉄をOSK日本歌劇団元トップスターで現在は特別専科の桐生麻耶(きりゅう・あさや)、竹本家のおバァはんを上方落語家の桂南光が女性役で演じるなど異色の配役も。かつてテツ役を演じた赤井英和は、今回は恩師の花井拳骨を演じる。 脚本は、わかぎゑふ氏、演出は村角太洋氏。
報知新聞社