ランボルギーニ・ワールド・ファイナル2023の主役は、特別なウラカンSTO「SC10° アニベルサリオ」だった
レース譲りの技術を盛り込みながら、公道走行も可能に
サンタアガタ・ボロネーゼ/ヴァレルンガ開催されたイベント「ランボルギーニ・ワールド・ファイナル」で、ランボルギーニは、スクアドラ・コルセの10周年を祝福する特別仕様車「ウラカンSTO SC 10° Anniversario(アニベルサリオ)」を発表した。オリジナルのパフォーマンスキットと専用カラーリングは、ランボルギーニ・アド・ペルソナム・オペラ・ウニカのスピリットを象徴している。 【写真はこちら】レーシング由来のショックアブソーバーを採用したことで、メカニカルグリップが大幅に向上(全6枚) レースシーンを戦い続けてきたエンジニアたちが、サーキットで培ったノウハウを生かしながら製作したパフォーマンスキットを装備している。ダイナミック性能はコンペティションスペックでありながら、公道走行も可能となっている。 ボンネットに装着された2つの新開発のフロントカーボンファイバー製フリックが、エアロダイナミクスを最適化。市販モデルよりも3度高い角度に設定されたリアウィングと連動して、フロントとリアの両方で最適なダウンフォースを発生させている。 標準装備のコンポーネントに代わり、レーシング由来のショックアブソーバーを採用したことで、メカニカルグリップが大幅に向上した。ダンパーは高周波数と低周波数の両方でリバウンド/コンプレッションをそれぞれ4段階に調整可能となっている。 専用タイヤは、ブリヂストンと共同で開発した新コンパウンドをベースとするもの。グリップ、コントロール性に優れているだけでなく、ラップタイムを重ねてもタレない耐久性も兼ね備えている。 エキゾーストは、アクラポビッチによるチタン製。サンタアガタ・ボロネーゼが生んだV10エンジンのサウンドを、あらゆる周波数で際立たせ、ドライバーの本能を刺激する。
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