4月開催のサクラ五輪構想が浮上?安倍首相が「遅くとも2021年夏までに」と幅を持たせた東京五輪はいつ開催されるのか?
「サクラ五輪構想」を暴露した前出のガーディアン紙も、この点を問題視した。 「五輪開催は、スポーツイベントがより少ない時期となる7月開催となる可能性が高い。ワールドアスレチックスは、すでにユージーンで行われる2021年世界陸上選手権を2022年に変更することを”喜んで行う”と言及しており、来年7月に日本で行われる2021年世界水泳選手権を主催する国際水泳連盟も、“その動きに従うだろう“と述べている」という見解を示した。 また4月開催となると、現在ストップしている各国の五輪選考会のスケジュールも大幅に変更せねばならなくなり、新型コロナウイルスの収束が遅れた場合、東京五輪の再延期というリスクを負う危険性が生まれてくる。ちょうど1年延期の7月開催ならば、米国の陸上、水泳などの大型の国内選考会も調整がつきやすい。 安倍首相が、その開催時期に幅を持たせたことで、今後、4月開催の「サクラ五輪」構想も模索するのかもしれないが、「遅くとも2021年の夏までに開催」は、結局、「2021年夏開催」という方向で進むことになるだろう。