元ギリシャ国王コンスタンティノス2世を讃える追悼式典に集まった王族たち。photography: ABACA

ギリシャの元国王コンスタンティノス2世の死から1年、ヨーロッパの君主国の代表が2月27日にウィンザー城に集まり、最後の敬意を表した。 【写真】元ギリシャ国王コンスタンティノス2世の追悼式典に集まった、ヨーロッパ王室のメンバーたち 2月27日、ウィンザー城のセント・ジョージ礼拝堂で追悼式典が行われた。ギリシャのコンスタンティノス2世が亡くなってから1年、ウィンザーのクリストファー・コックスワース主教の指揮のもと、最後の賛辞が捧げられた。 ギリシャ最後の国王は2023年1月10日に、享年82歳で亡くなった。彼はデンマーク出身のアンナ＝マリア王妃との間に、アレクシア（58歳）、パウロス（56歳）、ニコラオス（54歳）、セオドラ（40歳）、フィリッポス（37歳）という子どもたちを残している。式典には全員が出席した。彼の姉妹であるスペインのソフィア王妃（元ギリシャのソフィア王妃）とイレーネ王女もまた、兄の思い出に敬意を表した。スペイン国王フェリペ6世とその妻レティシア王妃も、娘のエレナ王女とクリスティーナ王女とともに参列した。 ウィンザーでこのような敬意が表されるのは、スペイン、ギリシャ、イギリスの王室が非常に密接に結びついているからだ。実際、エリザベス女王と結婚する以前、フィリップ殿下はギリシャの王子（ギリシャ王ゲオルギオス1世の孫）だった。ギリシャは、国王チャールズ3世にとっても非常に愛着のある国で、祖先の国に対する愛情を隠したことはない。国王チャールズ3世は2月初旬に発表したがんを理由に欠席したと思われるが、カミラ王妃が代わって敬意を称えた。カミラ王妃は、イギリス王室の多くのメンバーと一緒に姿を現した。その中には、アン王女、アンドルー王子、セーラ・ファーガソンも含まれていた。セーラ・ファーガソンが式典の最前列にいる様子も数枚の写真に写っている。エレガントなグレーのスーツに身を包んだヨーク公爵夫人（セーラ・ファーガソン）は先頭にいた。彼女の後ろには娘のベアトリス王女、そしてアン王女、アン王女の娘ザラ・フィリップスとその夫マイク・ティンダルもいた。 他国から訪問した王族もまた敬意を表した。セルビアのアレクサンダル王太子とカタリナ王太子妃、そしてヨルダンのヌール女王らも出席した。