甲子園に出発 「東北に力を」 /青森
第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する八戸学院光星の選手らは11日、八戸市内の野球部寮「青雲寮」を出発した。バスで約14時間かけて関西入りするといい、小野崎龍一校長ら学校関係者が見送った。 午前4時ごろから荷物を積むなど出発の準備を始めた選手たち。武岡龍世主将は「ようやくセンバツの実感がわいてきた。光星らしいプレーで東北に力を与えたい」と意気込んだ。 この日は東日本大震災の発生から8年。仲井宗基監督は「東北の代表として、夢を持って亡くなった同世代の子たちの思いも背負って戦う義務がある」と話し、「そのためにもまずは現地で万全な態勢を整えたい」と気を引き締めた。【北山夏帆】