【MLB】レギュラーシーズン残り3試合 ジャッジと大谷に三冠王の可能性 ともに打率3位、トップと7厘差
日本時間9月27日、ヤンキースとドジャースが揃って地区優勝を決め、2024年シーズンの地区王者6チームが出揃った。レギュラーシーズンは延期されたダブルヘッダーが残っているメッツとブレーブスを除き、各チームとも残り3試合。いよいよクライマックスを迎える2024年シーズンだが、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)と大谷翔平(ドジャース)の2人が三冠王の可能性を残している。現在はともにトップと7厘差の打率3位。逆転で首位打者に輝き、三冠王を成し遂げる可能性はどれくらいあるのだろうか。 【動画】ドジャースの大谷翔平がメジャー23年ぶりの400塁打を達成する ジャッジは今季ここまで157試合に出場し、打率.325、58本塁打、144打点、OPS1.169を記録。2位に14本塁打、29打点の差をつけており、二冠は当確だ。打率はボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)の.332、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)の.325に次ぐ3位。ゲレーロJr.との差はほとんどないが、ウィットJr.とは7厘差となっており、ウィットJr.が直近7試合で打率.360(25打数9安打)とコンスタントに打ち続けていることを考えると、逆転は難しいだろう。ジャッジは直近3試合で9打数4安打。もし残りの3試合も同じ9打数4安打だった場合、打率は.327まで上昇するが、ウィットJr.は9打数ノーヒットでも.328となり、ジャッジが逆転するためのハードルは非常に高い。 大谷は今季ここまで156試合に出場し、打率.305、53本塁打、126打点、OPS1.030を記録。2位に14本塁打、15打点の差をつけており、ジャッジと同様に二冠は当確だ。打率はルイス・アライズ(パドレス)の.312、マーセル・オズナ(ブレーブス)の.310に次ぐ3位。アライズが直近7試合で打率.071(28打数2安打)と大きく調子を落としているため、逆転の可能性が出てきた。大谷は直近3試合で11打数6安打を記録。もし残りの3試合でも同じ成績を残せば、打率は.310まで上昇する。大谷が絶好調モードを維持するという条件付きではあるものの、アライズとオズナの成績次第では、大逆転での三冠王が実現するかもしれない。 ジャッジと大谷を比較すると、三冠王を達成する可能性は大谷のほうが高いと言えそうだ。残り3試合、大谷がどこまで三冠王に近づけるか、そして大逆転はあるのか、注目だ。