「ご家族の要望を聞きながら寄り添って進めたい」いじめ受けた男子生徒が自殺を図りその後死亡 新たな第三者委員会が初会合 宮城・名取市
東北放送
2023年、宮城県名取市立の中学校で、いじめを受けていた男子生徒が自殺を図り、その後死亡した問題で、遺族の要望を踏まえ設置された第三者委員会の初会合が開かれました。 【写真を見る】「ご家族の要望を聞きながら寄り添って進めたい」いじめ受けた男子生徒が自殺を図りその後死亡 新たな第三者委員会が初会合 宮城・名取市 第三者委員会は、弁護士や大学教授ら有識者5人で構成され、委員長を務める鎌田健司弁護士に諮問書が手渡されました。 この問題は2023年12月、名取市立の中学校でいじめを受けていた3年生の男子生徒が自殺を図ったもので、男子生徒は大けがをして自宅で療養していましたが2024年8月に死亡しました。 この問題では、男子生徒の母親が「第三者委員会から一切連絡がない」と不信感を訴え、名取市側も対応の不備を認め、新たな第三者委員会を組織して調査を進めることになりました。 名取市いじめ防止対策調査委員会委員長 鎌田健司弁護士: 「できるだけ、ご家族の意向、要望を聞きながら寄り添って調査を進めてたい」 今後、男子生徒の母親から話を聞くと共に当時の在校生や教諭への聞き取りについても検討を進めるということです。
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