ベレッティーニが前週からマッチ6連勝で2回戦へ、ティームは2019年に優勝した母国の大会で花道を飾れず [ジェネラリ・オープン/テニス]
ベレッティーニが前週からマッチ6連勝で2回戦へ、ティームは2019年に優勝した母国の大会で花道を飾れず [ジェネラリ・オープン/テニス]
ATPツアー公式戦「ジェネラリ・オープン」(ATP250/オーストリア・チロル州キッツビューエル/7月22~27日/賞金総額65万1865ユーロ/クレーコート)の男子シングルス1回戦でマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)がパベル・コトフ(ロシア)に7-6(6) 7-6(5)で競り勝ち、前週のグスタードから続いている連勝を「6」に伸ばした。 ~2019年に優勝したジェネラリ・オープンで最後の試合を戦い終えた元世界3位のティーム選手~ オープニングゲームをブレークされたベレッティーニは第8ゲームで追いつくともつれ込んだタイブレークでセットポイントを凌いだ末に第1セットを先取し、すべてサービスキープで進んだ第2セットのタイブレークで迎えた最初のマッチポイントをものにして2時間16分で勝利をもぎ取った。 「予想はしていたけど、本当に厳しい試合だった。ここもクレーコートで標高が高いけど、グスタードとはまったく違う」とベレッティーニは試合を振り返った。 「コンディションに慣れるのに数ゲームかかったけど、もっとも重要なのはプレーすればするほどフィーリングがよくなったことだ。勝つことができてうれしいし、次の試合も楽しみにしている」 ベレッティーニは次のラウンドで、第2シードのアレハンドロ・タビロ(チリ)と対戦する。上位4シードは初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。 「彼(タビロ)は素晴らしいシーズンを送っている。2つのタイトルを獲得し、ローマでも上位に進出した。彼は間違いなく自信に満ちているだろうけど、僕もそうだから凄い試合になると思う」とベレッティーニは次戦を見据えた。 「インディアンウェルズで一度対戦したことがあるけど、コンディションがまったく違うしキャリアにおける時期も違う。バトルになると予想しているけど、準備はできているよ」 今季限りでの引退を表明している元世界ランク3位のドミニク・ティーム(オーストリア)はチアゴ アグスティン・ティランテ(アルゼンチン)に2-6 4-6で敗れ、2019年に優勝した母国の大会で花道を飾ることはできなかった。 そのほかの試合では第7シードのロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)、ファクンド・ディアス アコスタ(アルゼンチン)、ユーゴ・ガストン(フランス)、予選勝者のダニエル エライ・ガラン(コロンビア) 、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した世界ランク289位のルーカシュ・ノイマイヤー(オーストリア)が2回戦に駒を進めた。 第5シードのセバスチャン・オフナー(オーストリア)は同胞で21歳のノイマイヤーに4-6 6-4 6-7(3)で競り負け、初戦でシードダウンを喫した。
テニスマガジン編集部